春野菜で料理

2017年6月24日土曜日

さすがに夏至ともなると、季節の移ろいが街よりも遅い山里でも気温、風景ともに「春は終わった」という感じ。振り返ると、この春はうちで採れた野菜ばかり、とにかくよく食べました。献立作りもすっかり変わり、以前ならメニューを考えて買い物に出ていたけれど、今や畑をひと周りしてあるもので献立作りをするように。そして食卓の主役も肉や魚ではなく野菜になって、気付けば食費が3割近く減っていました。春野菜が終わった畑では、ぼちぼちと夏野菜が育っています。
〈ソラマメ:買ってきたキュウリ+庭のミントでサラダに〉
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〈間引き人参:畑の小松菜+自生しているセリ+絹ごし豆腐で白和えに〉
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〈タマネギ:庭のハーブとマリネに〉
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〈サニーレタス:添え物になりがちなサニーレタスが主役のサラダ+人参ドレッシングで〉
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〈スイスチャード:トルコ料理ドルマを作ってみました。庭のハーブやスパイスで炒めて半調理した生米をスイスチャードで巻き、蒸し煮したもの。本来はブドウの葉で巻く料理だけれど、チャードでも遜色ない感じです。ワインにぴったり。)
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# by kouribakokara | 2017-06-24 11:51 | | Comments(0)

松山へ

2017年6月21日水曜日

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夫が日曜日に松山で仕事があるということだったので、いつも通り交代で運転しながら、初めての愛媛県に出かけました。4月に丸亀に行った時は瀬戸内海沿いの高松自動車道を通ったのですが、今回は山間部を走る徳島自動車道で。途中、利根川・筑後川と並ぶ大河川、吉野川を眺めました。江戸時代には洪水対策として川沿いに竹を植えたとか。上の写真もそんな水防竹林の名残なのかもしれません。
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日曜日はひとりで松山見物。司馬遼太郎の『坂の上の雲』の舞台となった街ですから、松山城はもちろんのこと、坂の上の雲ミュージアムや秋山好古・真之の生家にも行きました。私が『坂の上の雲』を読んだのは1987年。末期癌の闘病中だった父の看病のさなかに、気を紛らわすようにして読んだせいか、忘れられない本のひとつです。今回あらたに知ったのは、秋山好古が軍人になる前の一時期、そして亡くなる前の数年間、教師だったということ、若い頃に学んだのが大阪師範学校だったということでした。私の大先輩だったのですね。
また秋山真之の最初の海外への渡航はコンスタンティノープル、今のイスタンブールだったそうです。1890年に和歌山沖で遭難したオスマン帝国の船舶の生存者を母国に送り届けたとのこと。坂の上の雲ミュージアムの展示を前に、久しぶりにイスタンブールの丘から眺めた青い青いボスポラス海峡を思い出していました。
夜は道後温泉泊。本館のなんとも心地よいレトロなお風呂で、熱めの温泉を満喫しました。

# by kouribakokara | 2017-06-21 19:10 | | Comments(0)

石垣修復

2017年6月13日火曜日

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先週は家屋の北西側にある石積みの修復工事でした。わが家は緩やかな山の斜面を切り開いた土地に建っているので、その下側はかなりの高さの石垣です。去年、古民家修復をしている時には木やツタに隠れて気付いていなかったのですが、ここに住むようになって草刈りなど手入れをするうち、その石垣の角の部分が大きく飛び出していることがわかりました。下から見上げると、大きな石のいくつかが今にも落ちてきそうな感じ。石垣の下にある畑からいつも見上げてきた近所の方によれば、そういう状態になってかなり長いとのこと。地震や豪雨などで崩れては大変なので、古民家修復をしてもらった建築事務所にお願いして石積みの職人さんに来ていただくことになりました。
トラックに積まれてやってきたのは「カニクレーン」。このコンパクトなクレーン車、折りたたまれていた足を広げて踏ん張り、職人さんによる無線操縦で大きな石を吊り上げたり動かしたり。で、崩れかけた部分の石積みを解体してみたら、内側に巨木の切り株があって、そこに巻きついていたツタが太く大きくなったことで石積みの内側に水の道ができていたことがわかりました。幸いにして問題は角の部分だけで、その両側の古い石垣に歪みはありませんでした。
職人さん2人が切り株やツタをすべて取り除き、石垣の底部をこれまでより少し大きくし、内側に砂利や瓦礫などを入れてセメントを流しながらも外側の石積みは昔ながらの方法で積みなおして下さいました。延べ4日間、梅雨というのにお天気に恵まれ、思ったより早く修復が終わりました。できあがった石垣、なんとも頼もしい感じ。これから少しずつ雑草に覆われて、古い石垣となじんでくると思います。
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# by kouribakokara | 2017-06-13 11:48 | 古民家再生 | Comments(0)

アマガエル

2017年6月10日土曜日

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田植えが終わった田んぼから、にぎやかなカエルの声が聞こえる季節になりました。他に物音がまったくしない夜などは、思わず笑ってしまうほどの大合唱。田んぼの上はツバメが飛び交い、山の緑も濃くなりました。
ひんやりした朝の裏庭、フェンスに鮮やかな黄緑色。何かなと近づいたら、アマガエルでした。お互い、ヤマカガシやマムシには気をつけようねーと思いながら、私も畑へ。

# by kouribakokara | 2017-06-10 09:58 | Comments(0)

菜園近況

2017年6月7日水曜日

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梅雨入りです。朝から雨が降り続き、かなり乾燥気味だった私の畑もたっぷり水分補給している様子。
3月から、我ながら大真面目に畑仕事をして・・・というか、振り返ってみれば、去年などは夫がもしや率先して手伝ってくれるかもしれないとか、近所の人が何か教えてくれるかもしれないとか理由もなく思ってたし、野菜作りは初めてだから何もわからなくて当たり前という甘い考えがあったのですが、そんな私もさすがに3月頃までには悟ったのです。私がしなくては畑に何も起こらないということを。で、素人仕事だろうとうまく行かなかろうと、とにかく少量多品種の菜園を作るのだ!と決意し一念発起した背景には、お隣のおばあちゃん(もちろん農業のプロだけど)の存在があったと思います。ほぼ毎日のように畑で何時間も過ごし野菜作りをしている姿をずっと見てきて、その根気と計画性に感嘆し、たまにお話したら野菜作りをとても楽しんでいらっしゃる様子がほんとに素敵。
私もやるわ~という気にさせてもらい、春以降かなりの時間を畑で過ごしてきました。そうしてわかったのは、野菜の成長は毎日見て飽きないということ、害虫を除いたり支柱を立てたり雑草を抜いたりといった日々小さな仕事を時宜を得てやらないと野菜は育たないということ、そしてともあれ世話をすればそれなりに野菜は育ってくれるということです。
春以降これまでにソラマメ(さやの中に豆が1個とかだったけど)とタマネギ(SSサイズだったけど)の収穫を終え、今はサラダ菜・小松菜・スイスチャード・絹さや・スナップエンドウ・二十日大根・パセリ・スープセロリ・タイム・オレガノが採れています。そして成長中なのがジャガイモ・人参や夏野菜。
家庭菜園はどうも私の心の持ち様を反映する場所のようでもあり、試されているようでもあり。。。

# by kouribakokara | 2017-06-07 19:35 | Comments(0)

新茶

2017年6月6日火曜日

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パリに出かける前のことですが、敷地内の崖っぷちとか林の影とかに自生している小さなお茶の木をくまなく巡って、やわらかな新芽を摘みました。茶摘みは歌にもあるように立春から数えて八十八夜、5月初旬が一般的なようだけれど、なにしろうちのお茶の木は茶畑よりはるかに過酷な環境にあるため、茶摘みも百夜くらいになるのです。そして摘む人も、停めてある軽トラの荷台に手をかけて崖を滑り落ちないようにしながら、もう一方の手を精一杯伸ばし・・・写真のような感じ。
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時間がかかるわりに葉っぱはたいして集まらないのですが、お茶の木だってようやく出した芽を片っ端から摘まれてしまうわけで、お互い大変です。摘んだ葉はすぐに洗い、1~2分ほど蒸気のあがった鍋で蒸します。そう、去年のこと、蒸さずにいきなりホットプレートで蒸し焼きして、茶葉にならなかった苦い経験を思い出し、今年はちゃんと蒸しました。それからフライパンを35~40度の温度に保ち、蒸した茶葉がからりと乾くまで手でもみながら少しずつ炒っていきます。35度というと、ガスをつけてもすぐに止めねばならない低温。フライパンにつきっきりで作業をしていくと、最初は葉から出る油分でべとべとしていた手が徐々にさらっとしてきます。1時間ほどで最初の分量の5分の1の茶葉の出来上がり。この間に立ち込める良い香り・・・これはもう驚きの芳香です。緑茶というより上質の烏龍茶のような、とびきり品のよいお香のような。
そして出来上がった茶葉でお茶を淹れてみたら、正直、これまでで一番のなんともいえない美味しいお茶でした。二煎目も三煎目も違う味わいを楽しんで・・・でも茶葉はあと2回分くらいしかないので、なにか特別な日のために大切にとっておきたいと思います。

# by kouribakokara | 2017-06-06 11:36 | | Comments(0)

春のパリ(5)

2017年6月4日日曜日

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パリで撮った数多くの写真の中からあと数枚をブログに載せて、「春のパリ」終了です。
また来ることがあるかしら・・・そう思ったら、とても名残惜しくなりました。これまで様々な国と街に行ったけれど、そんな気持ちになったことはそう多くないのです。
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娘が大学生活の後半2年を過ごし、迷いや不安のなかから進む方向を見定めることができたのは、その背景がニューヨークではなくパリだったから、そんな気がします。突っ走ることより立ち止まること、眠る時間も惜しんで頑張ることより暮れれば寝て明ければ起きること、悩むことは幸せなこと等々・・・娘がパリで学んだことのいくつかを私も感じることができた旅でした。
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# by kouribakokara | 2017-06-04 20:00 | | Comments(0)

春のパリ(4)シャンソンを聞きながら

2017年5月31日水曜日

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せっかくのパリなのでシャンソンを聞きながら夕食なんていいかも、と思いつきました。夫がフランス語のサイトで見つけたのはシャンソン歌手エディット・ピアフの生まれ育った下町ベルヴィルの丘にある小さなレストランでした。パリ最後の夜だし、フランス語がわかる人がいた方が良いということで、どこかのギャラリーのオープニングに行く約束があった娘にも時間をやりくりしてつきあってもらうことに。しっとりシャンソンを聞きながらフランス料理で卒業祝い、そんなつもりでした。
パリは緯度が高いので、今の時期の日暮れは午後9時半ごろ。そのレストランの予約も一番早い時間で8時からでした。夕方のような明るさの中、お店で席についてワインを飲みながら待っていたら、かなりお年をめした女性が入ってきました。慣れた様子で店主と声を交わし、荷物を置いて上着を脱いだらワイン片手にテラス席へ。その夜のシャンソン歌手でした。
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そのうちに狭い店内もいっぱいとなり、私たちの前にもお肉と野菜たっぷり、家庭料理のような素朴なメインディッシュが出てきたころ、例の女性がアコーディオンを持つと、すっかり使い回された様子の破れた歌詞カードを配りました。「パリの橋の下」など歌い継がれてきたシャンソンです。
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それからフランス語の軽妙なトークで、その夜のお客さんを一通り紹介してくれました。新婚さんが居たり、結婚60周年のカップルがいたり。私たちも紹介され、肩が触れ合うような狭い店内でひと時をともに過ごすお客さんの間に打ち解けた空気が流れ始めると、女性はアコーディオンを弾きながら歌い始めました。声量のある、素敵な声。そうしたら、隣の席で食事をしていたおじいちゃんが突然マイ・ハーモニカを取り出して伴奏を始め、お客さんたちも食べたり飲んだりしながら口々に歌い出しました。なんだかもう、陽気な酒場の雰囲気で、最初に想像していた夜とは全然違うことになっていました。
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ハーモニカのおじいちゃんの横で娘も歌い、歌手の女性は演奏しつつ店内を歩きまわり、その間を縫うようにウェイターのおじさんが料理やお酒を運び・・・気取りのないパリの忘れられない夜になりました。

# by kouribakokara | 2017-05-31 09:52 | | Comments(0)

春のパリ(3)アートを育んだ街

2017年5月28日日曜日
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パリで使える時間は、娘の卒業式と制作展示会をのぞくと実質4日間。まだ見ていない美術館をまわるつもりだったので、地下鉄の回数券を買って、空いた時間にせっせと足を運びました。結局、今回行ったのはパリ三大美術館のひとつと言われる国立近代美術館(ポンピドゥーセンター)、ルノワールも住んだことのあるモンマルトル最古の邸宅を使ったモンマルトル美術館、ダリのコレクションを集めたギャラリーのエスパス・ダリ、17世紀に建てられたサレ館を利用したピカソ美術館、パリ万博の時に建設されたパレ・ド・トーキョーにある市立近代美術館の5カ所でした。いずれも静かなゆったりした空間で、美術史に残る名作を間近で存分に鑑賞することができました。パリで花開いた画家たち、今さらですがフランス人ばかりではないのですよね。エコール・ド・パリを形成した若き画家たちの国籍はポーランド、スペイン、ベラルーシ、リトアニア、メキシコ、ノルウェー、日本、イタリア等々、多様です。パリに行くと、それを可能にしてきたコスモポリタンな空気が流れているような気がするのは私だけではないでしょう。何かしら鷹揚で、ある意味でいい加減で、そしてちょっと皮肉っぽくて、おしゃべり好きで、アートとアーティストに温かい。パリはそんな人たちの街だと思います。
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(写真上から:デュフィ作「電気の妖精」at パレ・ド・トーキョー、ピカソ美術館、国立近代美術館)

# by kouribakokara | 2017-05-28 23:06 | | Comments(0)

春のパリ(2) グラフィティー

2017年5月25日木曜日

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パリに行くと、とにかくよく歩きます。便利な地下鉄であちこちの区の美術館やギャラリー、公園へ、あるいは雰囲気を味わうだけで楽しい町並みを散策して、あっという間に万歩計は18000歩とか20000歩とか。
今回はそんなパリの街角のグラフィティーを集めてみました。下町を彩るグラフィティーを見つけに路地裏に入り込むのも旅の楽しさです。
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# by kouribakokara | 2017-05-25 08:31 | Comments(0)

春のパリ(1)

2017年5月23日火曜日

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行ってきました、春のパリへ。旅の目的は娘の大学の卒業式に出席すること、卒業制作のショーや展示を見ることでした。
出発の前日まで畑の世話をして、ソラマメの出来具合や育ちかけの苗のことがちょっと気になりつつ出かけたのですが、眼下の広大な田園の中にパリの街が見えたとたん、美味しいクロワッサンや見応えあるアートのことでうきうきしている自分に気が付きました。ゲンキンです。
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今回の旅は7泊8日。まだ行っていない美術館のいくつかを巡り、公園をのんびりと散歩し(下の写真はモンソー公園と、遠くにエッフェル塔を眺めるベルヴィル公園)、前回は別に見なくてもいいわ~と足を運ばなかった凱旋門とエッフェル塔も間近で見物してきました。滞在中けっこう冷え込む日もあって、最低気温は6度まで落ちました。まさか要らないとは思うけど、と行李箱に詰めていたダウンのベストやらフリースの上着が役立ち、気温の上がった日中も日陰はひんやりとしていたパリでした。
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# by kouribakokara | 2017-05-23 20:10 | | Comments(0)

堆肥場作り

2017年5月13日土曜日

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日々の雑草抜きで、敷地に草の小山がいくつかできていました。雑草だけでなく、畑からは収穫が終わった後の野菜の茎や葉が出るし、木からも大量の葉が落ちます。そんなあれこれをまとめて置いておき、発酵させて堆肥を作る場所が欲しいと前から思っていたのですが、先日ようやく堆肥場を設置することになりました。
場所は菜園のすぐ横、敷地の端にある大きな柿の木の下です。地面にかなり傾斜があったので、低いところには工事で出た瓦礫を突っ込んで土をかけ平らにしました。これがけっこうな重労働で、久しぶりの開拓民気分。次に、切り倒して置いていた細目のヒバの丸太を柱に立てて枠作り。買ってきたコンパネで三方に壁を作り、外側は黒っぽく柿渋を塗りました。内部は2室に区切り、片方が一杯となって発酵させている間も、もう片方に雑草などを放り込めるようにしました。
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4月末に観た映画「人生フルーツ」でも、主人公の老夫婦が庭の大量の木の葉を堆肥にしては畑にまく姿が映っていました。自然の循環に人が少しの労力と知恵を加えれば、わが家のように石ごろごろ+粘土質の畑もやがてはふかふかとした畝になるのでしょう。ずっと先のことなのでしょうが、そんな希望を持って、堆肥場をいっぱいに~と私の妙な草引き熱に拍車がかかっています。

# by kouribakokara | 2017-05-13 09:21 | Comments(0)

タケノコ&野ブキの毎日

2017年5月10日水曜日


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今年はとにかくよくタケノコを食べています。このところ食卓に上がらない日はないほど。
掘らずに置いておくとスクスクとすぐに背丈が1mを超え、竹になっていくタケノコ。近所のお宅の裏山にある竹林では、林の奥のタケノコは猪に食べられて適当に間引かれるものの、家屋近くのは残されています。それが大きくなって家屋にかかっては厄介なので、タケノコ掘りがおもしろくてたまらない私たちが堀らせてもらっているというわけ。
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掘りたてだからなのか、このあたりの土壌が良いのか、タケノコは茹でるとすぐに柔らかくなり、アクもほとんどありません。ザクザク切ってワカメと煮たり、細切り薄味のものをお寿司に混ぜたり、お吸い物、グリーンカレー、佃煮、炊き込みご飯などなど食材としてのタケノコを思う存分使える贅沢。これまで保留にしていたレシピも色々試しています。上の写真はスライスしたタケノコを油で揚げ、焼きのりと塩をまぶしたもの。ビールやワインにぴったりでした。
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季節ものといえばもうひとつ。同じく急に大きくなって数も増えてきた野ブキ。敷地中に生えているので、厚揚げと炊き合わせたり、細めのものを集めて写真のようなキャラブキも作ってみました。

# by kouribakokara | 2017-05-10 15:07 | | Comments(2)

庭の花々

2017年5月7日日曜日

一年前に植え付けた数々の苗。去年は古民家修復に忙しかったし、植え付け当時ここに住んでいなかったこともあって、水やりや雑草引きもままならず、夏頃には元気がなかったり枯れてしまったようにも見えた苗があったのですが、どの苗も厳しい冬を越して去年よりぐーんと成長し、5月の陽光の下で花を咲かせ始めました。多年草ばかりを植えているので、これからは毎年のように目を楽しませてくれるでしょう。(写真は上から順に西洋オダマキ、姫ウツギ、都忘れ)
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そしてこの春、新たに加わったのは、白いロベリアと友人から株分けしてもらった丁子草。
雑草に覆われて荒れていた庭も、少しずつ様子が変わってきました。

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# by kouribakokara | 2017-05-07 14:19 | Comments(0)

特別な春キャベツ

2017年5月5日金曜日

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数日前のこと、横浜の友人から段ボール箱が届きました。ともに同じマンションで子育てをして、私が海外に居たときも家族で遊びに来てくれた20年来の友人です。箱には、その彼女が貸農園で育てた春キャベツとサンチュが詰まっていました。
今もたまに電話でおしゃべりしては、お互いの畑の様子や野菜作りの失敗談、試してみたこと等々の情報を交換するのですが、私は去年1年の菜園作りをいい加減にやってしまったので、どちらかというと彼女から野菜作りのノウハウを色々聞き出し、畑仕事の活力をもらっているという感じ。
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それにしても友人が育てた野菜が届くなんて、なんともいえない嬉しさです。何度も箱の中を眺め、どう料理しようかな~と考えました。そしてまず作ったのがこれ、コールスローです。連休中にいらっしゃったお客さんにもたっぷりと食べてもらおうと、柔らかで新鮮なキャベツをざくざくと2玉切って、わが家にある巨大ボウルいっぱいに作りました(横に写っているのは750mlのワインボトルですから、このボウルがいかに大きいかわかっていただけると思います)。思えば、そのコールスローのレシピも、以前に彼女が教えてくれたのでした。山のようなコールスロー、予想どおり、その日のうちに完食でした。
私もいつかわが家の畑からの宅配便をお送りしたいものです。

# by kouribakokara | 2017-05-05 22:12 | | Comments(0)

雑草引き

2017年5月4日木曜日

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このところたて続けに2組のお客さんがあり、その合間に畑仕事と雑草引きに忙しく、ブログを更新しようとPCに向かう夜には睡魔・・・という繰り返しでした。
雑草は草刈り機で一気に刈る方法もあるのですが、今年はちょっと考えがあって、ひたすら手で抜いています。
去年のこと、家の修復で忙しかった時期に遊び半分で一番目立つ一種類の雑草だけを抜いたのですが、その後おもしろいことに気づきました。この春、その雑草がほとんど生えなくなり、かわりに去年は目立たなかった別の種類の雑草がやたら茂るようになったのです。雑草の世界はどうやら早い者勝ちのようで、いち早く陣取りしたものがだれよりも勢い良く増殖できるということらしいのです。なので、この春は2番手と3番手の雑草2種類をひたすら抜いています。そうすると、空いた場所に数日のうちに野イチゴや野生の芝やかわいい花をつける雑草が育ってきます。たぶんこうやって何種類かの雑草を抜いていくうちに、自分の好きな雑草だけがはえる野原ができあがるのでは、と思うのです。
手で雑草を抜くもうひとつの理由は、スギナやカラスノエンドウ、ドクダミなどでお茶を作るから。これらを残したうえで他の雑草を抜くには、地道な手作業しかありません。それゆえ、300坪の敷地の雑草を手で抜くという暇人の極みのような決意をしたのでした。しかし始めてみれば、けっこういけそうな気がします。ただし毎日必ず雑草引きの時間をとらねばなりません。でも大丈夫。要らない雑草を選んで抜く作業は実はものすごく楽しいのです。1日なんて飛ぶように過ぎるほど。抜きながら雑草それぞれの巧みな生き残り作戦に気づいて驚き、飽きることがありません。おかげで人生で初めて、ちょっと腰痛です。

# by kouribakokara | 2017-05-04 22:09 | Comments(0)

なめこ栽培

2017年4月26日水曜日

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好天の一昨日、朝から我が家には大学生が2人やってきました。夫がなめこの菌を榾木(ほだぎ)に植え付けると聞いて、手伝いに来てくれたのです。
なめこの菌は近所の農家の方が購入される時にうちのも一緒に買って下さり、なめこ栽培用に適している桜の木も持ってきて下さり、その榾木に穴をあける特別なドリルまで貸して下さって、もう至れり尽くせり状態。夫はネットで菌の植え付け方や榾木の寝かせ方など熱心に勉強し、満を持して実践の日となりました。
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植え付け方は、まず榾木にドリルでたくさん穴をあけ、種菌を植菌棒(写真の金色の道具)で穴に詰め、最後に発砲スチロールでできたコレクト栓で蓋をするという手順。ドリルで穴をあける夫のかたわらで、大学生2人は時に鼻歌を歌いながら時に大笑いしながら植菌と蓋をする作業を担当してくれました。近所の山で採ったタケノコのちらし寿司、うちの庭のぺんぺん草で作った和え物などの簡単なお昼をはさんで夕方の授業に戻るまで、十数本の榾木への植菌を終えてくれました。
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残りの作業は夫と私で。出来上がった榾木は20数本。今年と来年の夏を経て、来年秋くらいから少しずつなめこが収穫できるらしいのですが、3年後の秋など想像してみると・・・そんなになめこが採れてどうするの?! 「来年はしいたけもするから」という夫の的外れの答えでした。

# by kouribakokara | 2017-04-26 15:40 | Comments(0)

第一作

2017年4月22日土曜日

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2・3月に薪用の木を20本ほど伐採させてもらった時、木に絡まりついているクズやアケビのツルをたくさん集めました。くるくると巻いて、家の中で干すこと1カ月。水分が完全に抜けたところで、今度は使う分だけ3日間、水に浸します。
ネットで見つけて取り寄せたのは『はじめてのかご作り』(佐々木麗子著)という本。ここに移ってきてから、周囲にたくさんツルがあることに気づいて何か作れないかとずっと思っていたのですが、やっとそれを試してみることにしたのです。著者によるかご編みの5カ条の最後にこう書かれています。「最後まで編む。(中略)最後までなんとか編んでみること。」
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そうだね~私のために言い聞かせてくれているような言葉を胸に、テラスのテーブルでツルと格闘すること4時間。けっこう力も必要でしたが、なんとかかんとか出来上がりました。
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不格好な平皿だけど、ツルの自然な形と色に救われて、私にしては上出来のうち。果物やパンを盛ったり、花瓶の下に敷いたりして使いたいと思います。

# by kouribakokara | 2017-04-22 09:46 | Comments(0)

新しい世界

2017年4月19日水曜日

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近頃の集落は枝物の出荷や畑の準備などで農道を小型の運搬車やトラクターが頻繁に行き交い、とても忙しそうな雰囲気です。でもそんな中、ご近所の方が何かと声をかけてくださいます。まずは80代のおじいちゃんから電話があって、「シイタケの収穫に行くけど、自分で採ってみはりますか?」原木栽培のシイタケを自分で採ったことがないだろう、収穫したら楽しいだろう、というお心遣いに感謝しつつ、「はい、ぜひ」とお願いしました。そして狭い山道をすいすい走るおじいちゃんの軽トラの後をうちの軽トラでついて行くと、高いヒノキの木立に囲まれフィトンチッドいっぱいの場所に、ずらりとシイタケの原木が並んでいました。まずは写真撮影、それから採り方を教えてもらい初めての収穫。シイタケは肉厚でずっしり重く、なかにはひとつが300gを超える大きなものも。収穫期を逃すとかさの裏側が赤みがかり、味も落ちてしまうのだそうです。「どんどん採ってや~」とのお言葉通りにどんどん採り、大きな袋いっぱいにシイタケのお土産までいただいて帰ってきました。
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また別の日、別のお宅のおばあちゃんと農道で会ったら、「三つ葉が自生している場所があるから、いっしょに採りに行きましょか?」とのお誘い。「はい、行きます!」というわけで、おばあちゃんの後をついて山裾の坂を上がった畑の脇へ。そこには三つ葉の絨毯が広がっていました。根を残して地上部を刈り取ると、とても強い香りがします。市販のものより背丈は低いけれど、葉も茎も大きくて緑が濃くて、口に含むと甘味もしっかり。おばあちゃん曰く、数日のうちに白い花が咲き採集時期を過ぎるとのこと。春の一時期だけの贅沢です。
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そしてまた、シイタケの収穫に誘ってくださった家のおばあちゃんからお電話。「家の裏山にタケノコが出てるよ。もう猪が食べてるから、掘りにおいで~」タケノコ堀りなんて、小さな頃に父に連れて行ってもらって以来です。手当たり次第にシャベルなどの農具を持ってルンルンと出かけて行きましたが、タケノコ堀り専用の先の細い鍬を貸してくださいました。おばあちゃん宅の急傾斜の裏山の斜面で、30分ほどで大小10個余りのタケノコを掘りました。桜の花が終わる頃にタケノコが出るからね、と以前に言われていた通り。グルメな猪はとっくに知っていたようで、斜面のあちこちが掘り返され、タケノコをたいらげた後の大きな穴があいていました。
早春のフキノトウに始まりハコベ、ツクシ、ナズナ、タンポポ、最近はスギナやフキ・・・とにかく春が来てからずっと下を見て歩いていたり、だれも下りない小川の岸辺で野草を摘んでる私を見て、〇〇採りに誘ってあげようと声をかけてくださるのかもしれません。おかげで私は、山懐に抱かれてこれまで見えなかった新しい世界に分け入って行く気分を満喫中です。


# by kouribakokara | 2017-04-19 18:35 | Comments(0)

春が来た~

2017年4月17日月曜日

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4月4日に庭で撮った写真(上)には蕾がふくらみ始めた木蓮が写っているのですが、急速に上昇した気温のせいで3日間で満開、一週間で散ってしまいました。
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冬枯れていた庭は雑草で緑となり、日本タンポポもそこここで満開。シダ類の芽でしょうか。背丈が1m近くあって、ワラビのお化けみたい。名も知らない雑草の葉っぱもツヤツヤです。そんな庭にいると、なんだか私もエネルギーが充填されていく感じ。
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すこし前に蒔いた小松菜の種から押し合い圧し合いして双葉が出てきたので、大きく育ってもらうために間引きしました。

# by kouribakokara | 2017-04-17 08:28 | Comments(0)

丸亀でお花見

2017年4月14日金曜日

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今週の初め、我が家あたりは相当な風雨だったようです。「・・・ようです」というのは、1泊2日の旅から帰ってきたら木蓮の真っ白な花弁が敷地中に盛大に散っていたから。
で、出かけていた先は香川県の琴平と丸亀。私は四国は初めてでした。今回は金毘羅宮に行ったことがないという母も誘い、車で淡路島を縦断して徳島県鳴門市に入り、瀬戸内海沿いを走りました。両日ともにあいにくの小雨でしたが、どこに行っても桜の花がまっさかりで、車窓から見える山は新緑の若緑色と白やピンクの桜で春の和菓子のような色あいでした。
1日目は高松の手前で香川県の県魚ハマチの丼のランチを済ませ、善通寺に参拝。その後、琴平の宿に荷物を置いてから金毘羅宮へ。86才の母は本宮までの階段が785段あると聞いて弱気になっていましたが、途中で休憩したり励ましたり、そして参道にある満開の桜のおかげもあって、ついに本宮まで上りました。母にとっては大きな達成感があったようです。神社近くの金丸座では折しも金毘羅歌舞伎の真っ最中だったので、金丸座は外から見るだけとなりましたが、歌舞伎の幟が立ち並んで華やいだ雰囲気でした。
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翌日は丸亀城へ。ここも桜の名所ですが、小雨のなか人はまばらで、美しいカーブを描く石垣を背景に桜を楽しみました。午後は丸亀出身の画家、猪熊弦一郎の現代美術館へ。素晴らしい建物・空間とこの画家の多彩な作品にすっかり感動してしまいました。
歴史あり、アートあり、そしてもちろん美味しい讃岐うどんあり・・・また出かけたいと思います。

# by kouribakokara | 2017-04-14 11:57 | | Comments(0)

春の仕事が始まりました

2017年4月6日木曜日

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昨日はまったく薪ストーブを焚かないで丸一日を過ごすことができました。窓から見える景色からも、春がエンジン全開で進み始めた感じ。私はこの一週間、毎日のように家庭菜園で畑仕事をして過ごしています。年初に「今年こそまじめに畑をする」と誓ったし、仕事が出遅れると周囲の畑と比べてはやる気をなくすし、今すぐ始めないと去年のような畑で終わるし・・・自分にたっぷりプレッシャーをかけ、まずは冬越ししたソラマメの苗の覆いをはずして支柱を立て、すこし整枝もしました。育ちそこなったほうれん草や小松菜は抜いて料理。小さいけど、それなりに美味でした。そして空っぽになった畝に牛糞や堆肥を入れて鍬で耕しました。もともとは石がごろごろあって粘土質の荒地だったけれど、1年間それなりに野菜を育てた結果、ずいぶん土の質が改善しました。もっともフワフワの柔らかい土とまではいかず、鍬をふるっている時はあいかわらず開拓者気分です。耕し終えた場所に来週あたり、人参の種を蒔いたりジャガイモを植え付ける予定。それから去年は古民家の修復で忙しく、種まきが遅れてしまったことを思い出し、4月末~5月の植えつけ用にセルトレーに野菜の種も撒きました。
家庭菜園はまったくの自己流。周りの畑を観察したり、ネットや本、TV番組などが頼りですが、とにかく黙々とやってみるしかないのでしょう。土も陽当たりも気温も場所ごとに違うわけだから。去年の教訓から、今年はあれこれ欲張らずに植えたものを確実に世話しよう、そう思っています。
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敷地では他にも多々プロジェクトが進行中。写真の右側にあるのは夫が制作中の竹垣。ご近所の裏山の竹を切らせていただいて、本片手に試行錯誤中です。左側の木の根元に置かれた小さな箱は、やはり夫が作った日本ミツバチの巣箱。分蜂した蜂が気に入って住処としてくれれば良いのだけれど・・・あまり期待せずに待機中。
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菜園とは別に新たに耕した畝に蒔いた麦が青々としてきました。木蓮の花もようやく開き始め、鶯のよい声が響いています。

# by kouribakokara | 2017-04-06 10:07 | Comments(0)

山歩きとつくし採り

2017年4月1日土曜日

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昨日の土砂降りの雨と冷気がうそのような好天に誘われ、トレッキングシューズをはいて我が家の南側にある山越えの道を歩いてみることにしました。かつてこの集落から山向こうの町へタケノコや栗などが担がれて運ばれた道のようですが、今はほとんど通る人もおらず、苔むした大きな石がごろごろところがる荒れた山道でした。それでも足元や小枝から芽吹いたばかりの若葉がまぶしい春の山。きれいな空気を吸いながら歩くこと40分で、山向こうの満願寺に到着しました。このお寺には坂田金時のお墓があります。こんなところに⁉とびっくりしましたが、調べてみると坂田金時の生涯については諸説あって、お墓も複数あるようです。それくらい日本中を飛び回った生涯だったのかもしれません。ともあれ、木陰に静かにたたずむ立派な石碑の前で一礼(写真上)。

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満願寺からまた15分ほど山道を上ったり下りたりして、次に向かったのは最明寺滝。小学校3年生の時以来なので、なんと50年ぶりの再訪です。清流沿いの山道の奥の奥、子ども心にドキリとするような不思議な気配の滝があったという記憶だけが残っていましたが、今もやはりそんな感じ。大きな岩の裂け目にお不動さんが祀られ、霊気が漂う滝でした。
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今日の収穫は途中の道端で見つけた土筆。ハカマをとって水洗いしたら、ごま油でさっと炒めて酒・醤油・みりんで軽く味付けただけ。とれたての土筆は卵とじになんてしない方が、本来の苦みがふわりと口に広がります。土筆を食べると、あぁ春が来た、と思います。

# by kouribakokara | 2017-04-01 21:51 | Comments(0)

今日はぺんぺん草

2017年3月29日水曜日

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今日の春の味覚は・・・ぺんぺん草!
まだ花が半分くらいしか開いていないものを茎ごと3㎝くらいの長さにぽきっと折って、さっと茹でるだけ。甘いやさしい味がします。エディブルフラワーと銘打って高値で売られている花もあるけれど、道端にもあるんですね~昔からあるエディブルフラワーが。
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# by kouribakokara | 2017-03-29 20:22 | | Comments(0)

シャキシャキ、牛ハコベ

2017年3月24日金曜日

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今日も冷たい北風が吹いて、室内ではまだ薪ストーブを使っています。去年の今頃は花開いていた木蓮も、まだ蕾のまま。
しかし地面に目を落とせばナズナ、オオイヌノフグリ、カラスノエンドウと春の常連が成長し始め、可憐な花も目立つようになってきました。山菜・野草の本を片手に敷地をぶらぶらしていて、今日ふと目についたのが牛ハコベ。別名ヒヨコグサとも呼ばれ、鳥が喜んで食べる柔らかで栄養満点の野草です。本によれば人間だって食べれるとのこと。そりゃ、そうでしょう。春の七草のひとつですから。
さっそく採集し、今夜の一品として胡麻和えにしました。食感はシャキッとして固すぎず、味はこれといって特徴はないのだけれど野草にありがちな灰汁もなく、春を感じる良いおかずになりました。
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先日、観に行った映画「0円キッチン」は世界のフードロスの問題を取り上げていて、大量生産・大量消費の結果として捨てられる食品がたくさんあるという問題だけでなく、身近な自然のなかにある食料が顧みられていない点が指摘されていました。スーパーに売っていなければ食べ物じゃない、っていつから思うようになったんでしょうね。昔は野に出て草を摘み、川や海で魚介を採っておかずにしていたはずですが、何やら巨大な経済の仕組みに取り込まれ、酸化防止剤やら防腐剤やらで保護された遠方からの食品をお店で買うことがいつの間にか当たり前になってしまったから、牛ハコベはただの雑草になったのです。こんなに美味しく食べられるものがどこにでも生えてくるのだから、庭や空き地に除草剤なんてまかないで、ぜひひと手間かけて食べてみて~~お勧めです。

# by kouribakokara | 2017-03-24 20:55 | | Comments(0)

立杭焼

2017年3月21日火曜日

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先週の金曜日、母と妹と私の三婆のタイミングが合ったので、久しぶりに揃って出かけようということになりました。アウトレット?神戸のイケア?好天の予報だったので、どこかにドライブでも行くかなと考えていて、ふと思い立ったのが兵庫陶芸美術館でした。
前回、私が立杭焼を見に行ったのは・・・わぁ、なんと22年も前! 当時は陶芸美術館などなくて、田園風景の村に点在する窯元を訪ね歩いたのでした。陶芸美術館ではちょうど「丹波焼と三田焼の粋を集めて」という特別展が開催中。骨董の器を集めていると、丹波焼の壺類や三田焼の青磁をときどき目にするので、一度はそれらの変遷を時系列で見てみたいと思ってました。
その日は風が冷たく気温も低め、でも春を思わせるような明るい陽ざしで、1時間のドライブで美術館に着きました。ゆっくりと展示品を鑑賞した後、昼食をはさんで美術館の隣にある「立杭 陶の里」へ。そこには立杭焼の窯元50軒余りのブースがあって、各窯元の特徴と違いがよくわかるようになっています。もちろん器を買うこともできます。
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三婆それぞれに相当な数の器を持っているので、通り一遍の器であれば買わないのですが、窯元の数がこれほどあればやっぱり好みの器を見つけてしまうのですね~。結局、三人三様に買い物を。私は珍しくコーヒーカップを買いました。その後、陶の里を出て、ぷらぷらと焼き物の里を散策。明治28年に造られた全長47mの登り窯や陶器神社を巡り、途中にある窯元の工房のいくつかに立ち寄って・・・「収納する場所、あるかな」「いや、場所を作ろう」とまた買い物。ついに夕方まで器三昧の一日になりました。

# by kouribakokara | 2017-03-21 15:31 | Comments(0)

掘り当てた!

2017年3月16日木曜日

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草の勢いが増す春本番の前に、敷地をすこし整備しなくては・・・先日から置きっ放しの古材を片づけたり、苗木の植え替えをしたりしています。ついでにまだほとんど手をつけていなかった場所のゴミ拾いも。「拾い」というより、地面の浅い部分に埋まったまま土に還らなかった無機物を「掘り出す」という感じ。ちょろっと枯草の間からビニール紐やガラスの破片が見えたら、それをたよりに周りに埋まっているゴミを分別しながら回収します。生活ゴミばかりで入浴剤「バブ」の袋、オロナミンCドリンクの瓶、小さなキューピー人形、鼻緒のとれた下駄・・・泥だらけのゴミを見ながら自分が育ってきた時代を振り返ります。
先日もそんなゴミ拾い中、これまで見たことない分厚い袋がけっこう地中深くまで埋まっているのに気づきました。掘ったら神棚のお供えに使う神具一式でした。割れて重なりあっている神具を取り出したら、その下にまだ陶器類が重なっている気配。うわ~ゴミの山を掘り当ててしまったか~と思いながら一部を取り出してみたら。!!!
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印判の小皿がたくさん入っていました。印判というのは型紙を使って陶器に模様を印刷する技術で、特に明治以降、たくさん作られた庶民の器です。手描きで模様が描かれた陶器と比べれば、骨董としても安価なのだけれど、明治・大正期の印判には大量生産のプリントとは違う細やかで面白い絵柄がたくさんあって、独特のレトロ感を醸し出しています。興味のない人にはただの時代遅れのお皿だろうけど、私はお宝を掘り当てた気分。いや~なんというめぐり合わせ。どきどきしながら全部取り出しました。かつて何十枚も同じものがあったのでしょうけれど、無傷で出てきたのは十数枚。すぐに持ち帰ってまず水洗い、次に洗剤で洗い、大鍋に入れてことことと熱湯消毒しました。よく見たら、絵が楽しい。ベロ藍のお皿は壺と扇子、薄い青のはヒョウタンをモチーフにしたような模様、緑色の小皿は梅と竹でした。これからは我が家で大切に使います。え~っと思われる方がいるかもしれないけど、世に骨董と呼ばれるものの何割かはこんな風に発掘され、洗われて、陽の目を見たものなんだろうと思うんですよねー。

# by kouribakokara | 2017-03-16 12:36 | Comments(0)

早春の色

2017年3月14日火曜日

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先週あたりから、鶯の鳴き声が聞こえ始めました。かわりに、あんなに毎日遊びに来ていたジョウビタキやヒヨドリの姿を見かけなくなりました。「啓蟄」ですから、春の勢いが少しずつ増しているのでしょう。去年より10日おくれだったけど、敷地の隅っこの山の水がちょろちょろと流れている場所にフキノトウを見つけました。さっそく摘んで、お昼ご飯に天ぷらで。
これから畑仕事も始まるし、その合間に山草採りもしなくては・・・浮き浮きと忙しい季節の幕開けです。

# by kouribakokara | 2017-03-14 20:08 | Comments(0)

竹田城跡

2017年3月10日金曜日

相変わらず木を切り出す作業に追われ、合間に翻訳の仕事に追われた10日間。昨日ようやく20本の木をすべて切り終え、ほっとしたところです。良かった、間に合って・・・何に間に合ったかというと、季節に。木々は春になって一斉に水を吸い上げ始めるので、とたんにすごく重くなり、切り倒すのも運び出すのも大変なことになるのです。ぎりぎりのタイミングで作業が終わったけど、確かに2月に1本目を切った時と昨日の20本目では、持った時のずっしり感がだいぶ違っていました。
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さて、そんな慌ただしいなか、3月の1・2日に兵庫県北部の但馬地方に出かけてきました。初日は夫の仕事でしたが、2日目は冬季に閉じらていた竹田城跡が3月1日に再開したため、初めて城跡に登ってみようという計画。あいにく雨が降ったりやんだりの寒い日でしたが、JR竹田駅近くに車を停めて登山道を歩くことに。登山道は3通りあって登山バスも通る舗装道路を行く2.2㎞のコース、0.8㎞で城跡にたどりつく駅裏登山道、0.7㎞と最短だけど上級者向け登山コース。私たちは駅裏登山道を登りました。
上級者向けでないとはいえけっこう急な山道が続き、冬場に雪の重みで倒れたり折れたりした木や枝が登山道脇のいたるところにありました。オーブン前の作業は大変だったろうなぁ~自分が少しだけ木や枝を運ぶ経験をしてみて、それがいかに重労働かを想像できるようになりました。トレッキングシューズと日々の肉体労働のおかげか、私たちは休憩もせずに30分で山頂に着きました。さすがの観光地も悪天候の平日はほとんど人がいませんでした。

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三方向に延びた曲輪、みごとな穴太(あのう)積みの石垣、そこからはるかに見渡す景色・・・中世の乱世を生き残るために造られたことを実感させてくれる山城でした。山頂にはそこここに立派な桜の木があり、満開の頃はきっと違う光景になるんだろうなと思いながら、あられに吹かれて稜線の重なりを眺めてきました。

# by kouribakokara | 2017-03-10 15:34 | | Comments(0)

薪仕事いっぱい

2017年2月28日火曜日

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前回の更新からもう1週間余り・・・ブログを更新できないのは、時間の過ぎるのが速すぎるから。そう感じるほど屋外での肉体労働が急に増え、1日があっという間に暮れる昨今。その発端は、近所の方の「薪がたくさん要るでしょ。うちの田んぼの横の木、20本ばかり要らないので薪にします?」という有難い一言。夫は大喜びでチェンソーを手入れし、このところ休みのたびに私を助手にして、車で数分の山間部にある田んぼに出かけます。
夫が1本目の木をチェンソーで切っている間だけ、私は離れたところでぼーっとして、ジョウビタキの可愛らしい様子を楽しんだりしていられるのですが、木が倒れたとたん大忙し。払われた枝を運んで一か所に集め、輪切りにされた幹は軽トラの荷台に運び、その合間にはリース作りなどに使えそうなツルなどもちゃっかり採集し・・・しかし1本分の木の片づけが終わらないうちに、夫はまた次の木を切り倒しにかかります。そうして半日働くと、寒い日でも汗だく。輪切りにした木を持ち帰ったら、今度はそれを薪割り機でわって薪棚に並べるという仕事が待っています。そんなことを繰り返し、ついに来年用の薪が薪棚2つ分いっぱいになりました。大きくなりすぎた木を倒したあと田んぼは陽当たりが良くなる、木を倒すと周囲の若い木が成長する、そして倒した木はうちの薪となる、そんな循環の恩恵です。
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来年用の薪だけでなく、今すぐに使うために古材の整理も始めました。去年、古民家を改修した時に出た端材やシロアリ被害や劣化で使えなくなっていた柱や床材などを敷地内にまとめて置いていたのですが、それらも薪ストーブの燃料として燃やすことにしました。そろそろ本腰入れて敷地内の片づけもしないといけないし薪代も節約できるし。細い材木は電動ノコで、釘が入っているものは丸ノコで切って、玄関脇に積みました。これだけあっても、寒い日が続くとあっという間に燃えてなくなります。
ともあれ薪仕事が続いているせいで、私の二の腕と肩に目に見えて筋肉がついてきました。自分でもびっくり。

# by kouribakokara | 2017-02-28 22:31 | Comments(0)


海外を転々とする生活が終わりました。行李箱(中国語でスーツケース)で運んだ数々のものたちとともに暮らす日本での生活をつづります。


by kouribakokara

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http://movies.nytimes.com/2011/03/18/movies/the-gift-to-stalin-story-of-a-jewish-boy-review.html

「The Gift to Stalin」
旧ソ連体制時代のカザフスタンの片田舎での出来事を描いた映画。背景に映し出されるステップの四季がとてもきれい。

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