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もてなし・カザフスタン流

2011年12月9日金曜日

もてなし・カザフスタン流_a0238314_1114930.jpg7日にアスタナに戻りましたが、東カザフスタン州の話をもう少し。今日はカザフ流のもてなしと料理について書きたいと思います。
カザフスタンでは客人をもてなす時、写真のように初めからテーブル一杯に皿が並びます。私たちが招かれた夕食会では、果物・ナッツ・冷菜・サラダ・パン(丸いのはバゥルサキという揚げパン)などを食べながら最初の乾杯と談笑。カジと呼ばれる馬肉ソーセージも出ました(左下)。苦手という外国人もいるようですが、私はさっぱりしていて美味しいと思います。
もてなし・カザフスタン流_a0238314_1254298.jpgしばらくして代表的なカザフ料理ベスバルマックが登場(下の左)。茹でた馬肉・羊肉の脂・幅広のパスタ・玉ネギが盛られたダイナミックな料理ですが、写真はパスタばかり写ってしまいました。その後サザン(コイの類らしい)を使ったこの地方の魚料理(下右)。野菜たっぷりのソースにご飯が添えられています。これらを客人の皿にどんどん取り分けてくれます。会話の合間を見計らっては卓を囲む人が交代でスピーチをし、乾杯の音頭をとります。もてなし・カザフスタン流_a0238314_1264648.jpgもてなし・カザフスタン流_a0238314_123335.jpgそのたび、カザフスタンの人たちはショットグラスのウォッカを一気飲み。顔色ひとつ変わりません。おまけで同席した私にまでスピーチがふられた頃には、もうお腹も一杯、ウォッカでなくワインで顔も赤くなって頭が動いていませんでした。
カザフスタンでは、皿が空にならないようたっぷりと料理を準備することがもてなしの流儀のようです。厳しい自然のなか訪ねてきた客人に出来る限りのもてなしをする、そんな心遣いの伝統が残っているのでしょうか。それにしても肉食が続いたせいで、旅の最後の夜、夢にも肉が出てきました。
by kouribakokara | 2011-12-09 12:31 | | Comments(0)


海外を転々とする生活が終わりました。行李箱(中国語でスーツケース)で運んだ数々のものたちとともに暮らす日本での生活をつづります。


by kouribakokara

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http://movies.nytimes.com/2011/03/18/movies/the-gift-to-stalin-story-of-a-jewish-boy-review.html

「The Gift to Stalin」
旧ソ連体制時代のカザフスタンの片田舎での出来事を描いた映画。背景に映し出されるステップの四季がとてもきれい。

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