人気ブログランキング | 話題のタグを見る

石垣修復

2017年6月13日火曜日

石垣修復_a0238314_11191960.jpg
先週は家屋の北西側にある石積みの修復工事でした。わが家は緩やかな山の斜面を切り開いた土地に建っているので、その下側はかなりの高さの石垣です。去年、古民家修復をしている時には木やツタに隠れて気付いていなかったのですが、ここに住むようになって草刈りなど手入れをするうち、その石垣の角の部分が大きく飛び出していることがわかりました。下から見上げると、大きな石のいくつかが今にも落ちてきそうな感じ。石垣の下にある畑からいつも見上げてきた近所の方によれば、そういう状態になってかなり長いとのこと。地震や豪雨などで崩れては大変なので、古民家修復をしてもらった建築事務所にお願いして石積みの職人さんに来ていただくことになりました。
トラックに積まれてやってきたのは「カニクレーン」。このコンパクトなクレーン車、折りたたまれていた足を広げて踏ん張り、職人さんによる無線操縦で大きな石を吊り上げたり動かしたり。で、崩れかけた部分の石積みを解体してみたら、内側に巨木の切り株があって、そこに巻きついていたツタが太く大きくなったことで石積みの内側に水の道ができていたことがわかりました。幸いにして問題は角の部分だけで、その両側の古い石垣に歪みはありませんでした。
職人さん2人が切り株やツタをすべて取り除き、石垣の底部をこれまでより少し大きくし、内側に砂利や瓦礫などを入れてセメントを流しながらも外側の石積みは昔ながらの方法で積みなおして下さいました。延べ4日間、梅雨というのにお天気に恵まれ、思ったより早く修復が終わりました。できあがった石垣、なんとも頼もしい感じ。これから少しずつ雑草に覆われて、古い石垣となじんでくると思います。
石垣修復_a0238314_11274679.jpg
石垣修復_a0238314_11282247.jpg
石垣修復_a0238314_11285341.jpg

by kouribakokara | 2017-06-13 11:48 | 古民家再生 | Comments(0)


海外を転々とする生活が終わりました。行李箱(中国語でスーツケース)で運んだ数々のものたちとともに暮らす日本での生活をつづります。


by kouribakokara

カテゴリ

全体



古民家再生
公園
未分類

以前の記事

2024年 03月
2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
more...

最新の記事

春分の積雪
at 2024-03-21 10:00
体調回復後の薪仕事
at 2024-03-16 16:24
めぐみの雨降り
at 2024-03-05 10:33
初春のパスタ
at 2024-02-24 15:45
春にむけて
at 2024-02-19 11:31

ライフログ


Apples Are from Kazakhstan: The Land That Disappeared [PR]


シルクロード・路上の900日―西安・ローマ1万2000キロを歩く [PR]


死の家の記録 (新潮文庫) [PR]


玄奘三蔵、シルクロードを行く (岩波新書) [PR]


中央アジアを知るための60章【第2版】 (エリア・スタディーズ26) [PR]

メモ帳


http://movies.nytimes.com/2011/03/18/movies/the-gift-to-stalin-story-of-a-jewish-boy-review.html

「The Gift to Stalin」
旧ソ連体制時代のカザフスタンの片田舎での出来事を描いた映画。背景に映し出されるステップの四季がとてもきれい。

記事ランキング

ブログジャンル

日々の出来事

画像一覧