刺繍のタペストリー

2011年4月2日月曜日

a0238314_2021846.jpgついに見つけてしまいました!かつて実際に、どこかでだれかのユルトの壁を飾っていたタペストリー。新しく作られた製品ばかり並んでいる民芸品店の片隅で、何気なくたたまれ重ねられた古びた布を見た瞬間、「これは、もしや・・・」と思ったんです。ほこりでくしゃみをしながら広げると、縦1.2m×横2mの布でした。端がほつれたり、色が褪せたり、しみがついたりしているものの、色鮮やかな細かな手刺繍がほどこされていました。裏地はハギレが何枚も縫い合わされ、表地、薄い中綿とともにキルティングされています。面白いことに、タペストリーは3辺のみがきれいに処理され、底辺にあたる1辺だけ切りっぱなしになっていました。手の込んだ刺繍と対照的ないい加減さに、どうして4辺ともきちんと処理しなかったのだろうと最初は不思議に思いましたが、すぐに理由がわかりました。ユルトの内部の写真を見ればわかるのですが、ユルトの生活では壁面にタペストリーを掛け、下の部分に家具やクッションなどが置かれています。そのため、タペストリーの底辺部分は処理しなくても、家具などに隠れて見えなかったということのようです。a0238314_2043361.jpgその証拠に、このタペストリーも底辺に近い部分は何かに覆われて光があたらなかったらしく、色褪せていませんでした。
お店に2日続けて通い、そこにあった数枚のタペストリーを見比べ、計算機を介して値段を交渉し・・・そして今日、この1枚がうちのダイニングの壁にかかっているというわけです。底辺部分はそのままというわけにいかないので、裏に折り返してちくちく手縫いしておきました。
by kouribakokara | 2012-04-02 20:12 | Comments(0)


海外を転々とする生活が終わりました。行李箱(中国語でスーツケース)で運んだ数々のものたちとともに暮らす日本での生活をつづります。


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旧ソ連体制時代のカザフスタンの片田舎での出来事を描いた映画。背景に映し出されるステップの四季がとてもきれい。

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