サマルカンド(2) ウルグベク天文台跡

2012年6月16日土曜日

a0238314_234264.jpg記念切手のこの人物、ティムールの孫ウルグベクです。彼は、15世紀に全盛期を迎えたティムール帝国を父親から引継いだ為政者であり、優れた教育者そして天文学者だったそうです。

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ウルグベクはサマルカンドの丘に天文台を建設し、高さ40mに及ぶ巨大な六分儀(左写真)を使って天体観測を行ったのですが、それは20世紀初頭に発掘された天文台跡から明らかになって世界を驚かせました。

彼の観測によると、1年は365日6時間10分8秒。これは現代の365日6時間9分9.6秒という計測にほぼ一致しており、当時の計測技術の高さを証明しています。
科学を愛し、音楽・神学・歴史などにも造詣の深かったウルグベクは、イスラム教保守派によって殺害されてしまうのですが、a0238314_2412881.jpg500年を経た今もウズベキスタンが世界に誇る科学者の筆頭に必ず彼の名前が挙がります。
写真の建物は、天文台跡の向かいにある博物館。ウルグベクの功績が展示され、夏休みに入った子どもたちがたくさん見学に訪れていました。
by kouribakokara | 2012-06-17 02:46 | | Comments(2)
Commented by ck at 2012-06-17 10:10 x
商船高校時代に六分儀を使って天体観測をやりながら船の位置を確認させられました。計測技術の未熟さを士官によく叱られました。六分儀ですか、少年時代を懐かしく思い出します。こちらは梅雨でしとしと雨が降っています。
Commented by kouribakokara at 2012-06-17 12:10
ウルグベクの天体観測は、15世紀頃の中央アジアの知識や文化の高さを象徴していると思いました。ckさん、六分儀を使って勉強されたんですね。そのお話、また聞かせてください。


海外を転々とする生活が終わりました。行李箱(中国語でスーツケース)で運んだ数々のものたちとともに暮らす日本での生活をつづります。


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