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サマルカンド(3) サマルカンドの食

2012年6月18日月曜日

a0238314_1126821.jpg長い歴史がある街には美味しいものがたくさんあります。サマルカンドも然り。
サマルカンドの駅を出ると、さっそくサマルカンド・ナンを売るおばさんの元気な呼び声と良い香りが出迎えてくれます。「ナンの王様」と称されるサマルカンド・ナンは直径30cmほど、ずっしりと重く、しっとり・もっちりした食感です。2週間程は保存もできるそうで、温めなおせば焼きたての美味しさがもどってくるとのこと。ティムール時代から焼かれてきたこのナン、ウズベキスタンの人々もサマルカンド土産にしています。
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ナンと並んでサマルカンドが発祥の地と言われるのがサモサ。インドやパキスタンの油で揚げるタイプのサモサではなく、写真のように窯で焼くタイプです。外はぱりっとしたパイ生地、中はスパイスで味つけされたひき肉。ナンもサモサも、シルクロードを往来する商人たちが食べた昔ながらの味なのでしょう。


ある日のランチで、サマルカンド・プロフの専門店に立ち寄りました。冷たいヨーグルトのスープやチュチュクと呼ばれるきゅうり・トマト・玉ねぎのシンプルなサラダとともに食べるプロフ。玉ねぎや人参、マトンなどの具が混ぜ込まれているのではなく、ご飯の上に載っているのが特徴です。a0238314_11302381.jpg
       
サマルカンドは葡萄の産地でもあります。街のいたるところに葡萄棚があり、涼しい木陰を作っています。a0238314_11322462.jpgザラフシャン河流域で育つ葡萄で作られるサマルカンド・ワイン「バギザガン」。さっぱりとした口当たり、ミディアム・ボディのワインでした。この赤ワインは魚料理にも合いそうです。

サマルカンドには、東西の食材が出会って生まれた食べ物がたくさんあります。インド料理だと思い込んでいたサモサやナン、やはり南アジアやヨーロッパの食べ物だと思っていたプロフやピラフなどもこの地で生まれ、世界各地に伝えられていったのでした。
by kouribakokara | 2012-06-18 11:48 | | Comments(0)


海外を転々とする生活が終わりました。行李箱(中国語でスーツケース)で運んだ数々のものたちとともに暮らす日本での生活をつづります。


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