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とんだ勘違い

2015年12月3日木曜日

とんだ勘違い_a0238314_9283533.jpg
これまで、古民家の正面玄関へのアクセスはかなり困難でした。ただでさえ車の離合を繰り返さねばならない狭い県道から、一般的な乗用車がぎりぎり1台通れる細い農道に入り、古民家の正面あたりでほぼ直角に曲がりつつ急な坂を登るのです。しかもその曲がり角にでーんと電柱が鎮座していて、何度も車を切り返さねばなりません。
古民家を買って初めて知ったのですが、個人所有の敷地内に電柱が建っている場合、電力会社は借地料として年間1000~2000円程度(農地か山林かなど、地目で金額を変わるらしい)を所有者に支払ってくれます。我が家にも電力会社から振り込み先の口座を知らせてほしいと連絡が来たので、「電柱をすこし移動させてほしい、移動後に口座を知らせる」ということにしました。
待つこと2カ月、ついに電柱を移動するとのお知らせが来て、やってきた数人の電柱移動の専門部隊。狭い農道にいとも簡単にけっこう大きなトラックで入ってきて、クレーンの先についている大きなドリルを巧みに操作し、あっという間に電柱を埋め込む深い穴を掘ってしまいました。作業を見ていた私は、さて、次にどうやって建っている電柱を「引っこ抜き」、どうやって電柱にくっついている電線を「うまく引っ張り」、どうやって新しい穴に「突き刺す」のか、楽しみでワクワク。
とんだ勘違い_a0238314_928521.jpg
と、そこへすーっとやってきたのはもう1台のトラック。後部の荷台に3つのパーツに分かれた電柱らしきものが載っています。その1つが新しい穴に突き刺さってようやく、自分の妄想に気づきました。あぁ~そうなんだ~。別の電柱を建てて電線をつなぎなおし、それから古い電柱を撤去するんですね。そりゃぁ、そうですね。あたかも爪楊枝を地面からすぽっと抜くようなこと、やっぱりないですね~。
by kouribakokara | 2015-12-03 09:34 | 古民家再生 | Comments(0)


海外を転々とする生活が終わりました。行李箱(中国語でスーツケース)で運んだ数々のものたちとともに暮らす日本での生活をつづります。


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