エドヒガン桜
2018年4月11日水曜日
雨天中止と聞いていましたが、幸い予約した当日は快晴。世間の桜が満開の時期にインフルエンザで外出できなかった母も、この日はすっかり回復してようやくのお花見となりました。車で30分ほど、ごみ処理施設周辺にある山間部のソメイヨシノも予想外にまだ見ごろでした。
旅から戻って、さらにもう一度、別のお花見に出かけました。私の住む街の山間部にごみ処理施設があるのですが、その広大な敷地の中にエドヒガン桜の自生地があるのです。市の広報で、春の1週間だけ敷地内のエドヒガン桜を1日30人限定で見せてもらえると知り、2週間前に申し込んでおいたのでした。
集合時間に処理施設に行くと、その日の桜の見学者は高齢者ばかり十数名。職員の方に案内され急な山道を少しだけ登ると、明るい斜面にエドヒガン桜の林がありました。原種の山桜なので花はソメイヨシノよりも小型、色も白っぽく、楚々とした風情です。花の柄がぷっくりと膨れているのが特徴とかで、ヒョウタン桜ともよばれるそうです。
国内でも自生地は限られているとのことですが、兵庫県は猪名川上流域、但馬、西播磨などになぜか自生地があり、これは全国的には珍しいとか。ソメイヨシノと違って、エドヒガンの幹は桜の木特有のツヤっぽい樹皮がないので、花の時期を過ぎると他の木との区別が難しそう。それで花がない時期に伐採されてしまうこともあるそうです。
ごみ処理施設が山林環境や里山の啓発活動を熱心にされていることも改めて知り、地元を知る良い機会になりました。
by kouribakokara
| 2018-04-11 14:55
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海外を転々とする生活が終わりました。行李箱(中国語でスーツケース)で運んだ数々のものたちとともに暮らす日本での生活をつづります。
by kouribakokara
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http://movies.nytimes.com/2011/03/18/movies/the-gift-to-stalin-story-of-a-jewish-boy-review.html
「The Gift to Stalin」
旧ソ連体制時代のカザフスタンの片田舎での出来事を描いた映画。背景に映し出されるステップの四季がとてもきれい。