カテゴリ:未分類( 418 )

河井寛次郎展

2018年11月4日日曜日

a0238314_09261517.jpg
a0238314_09271589.jpg
先日のこと、三婆(母・妹・私)うちそろって兵庫県立陶芸美術館に出かけました。心待ちにしていた河井寛次郎展。河井寛次郎は濱田庄司やバーナード・リーチとともに民藝運動に関わった陶芸家です。これまでおりにふれて私が見てきた河井寛次郎の作品は、美しい釉薬がたっぷりとかかったおおらかな造形の大皿や壺ですが、今回の展覧会でそれらの多くがすでに20代、30代の若き日の作品であったことを知りました。年齢を重ねて到達した境地なのかと勝手に思い込んでいたことがわかり、びっくり。
a0238314_09275278.jpg
では晩年の河井寛次郎の焼き物は、というと、年齢を重ねるにつれ型にはまらない自由さと情熱のかたまりみたいな作品が増え、とくに「扁壺」(写真上・左)と呼ばれる不思議な形の多くの壺が残されています。溢れんばかりの創作意欲は陶芸にとどまらず、書や木彫り、オブジェ、家具のデザインなど多岐に及び、変な言い方だけど岡本太郎もびっくりのモダンアートの世界。展覧会を見終えたら、溶岩が地上に出たような寛次郎の創作活動に圧倒され、そして愉快な気分でした。ビデオで観た晩年の寛次郎さん、とっても痩せた方でした。体内から自分すべてを形として外に出したら、たしかにこうなるだろうなぁ、そんな印象でした。
三婆はその後、今田温泉の露天風呂に浸かって「面白かったね~」と展覧会のことを話しつつ、くつろいできました。

by kouribakokara | 2018-11-04 09:31 | Comments(0)

秋だから

2018年10月20日土曜日

a0238314_09384418.jpg
この時期に開花する十月桜、今年も白い小さな花を咲かせ始めました。巷では塩害や台風の影響で季節はずれの桜の開花がニュースになっているけれど、うちの集落では枝物として出荷するために十月桜の木がたくさんあります。我が家の敷地にも数本あって、春の華やかな桜とは違う控え目で楚々とした花が、紅葉の始まる山を背景に秋本番を知らせてくれます。
a0238314_09392926.jpg
去年植え付けたなめ茸も、急に成長を始めました。長年、味というより食感を楽しむ食材のように思っていたなめ茸ですが、それは大間違い。ホダギで育つなめ茸は強い味と香りがして、それだけでお出汁がとれるほど。この時期の味噌汁や煮物の主役です。
a0238314_09402213.jpg
a0238314_09405031.jpg
秋の行楽シーズン・・・と耳にするようになると、そろそろ気になるのが冬の薪のこと。気候の良いうちにストーブ用の薪を準備せねば、薪ストーブを焚き始める時期がもうそこまで来ています。秋空のもと、薪ストーブと煙突の掃除をし、薪割りも。玉切りにしたままずっと野積みしていたコナラ、乾燥して堅いかしらと心配したけれど、油圧式の薪割り機で気持ちよく割れました。1日かかって全体の3分の1ほどを割り、改めて積みなおし。薪との付き合いも3年目となった今は、崩れないようにうまく薪を積み上げられるようになりました。この薪積みが好きで熱中するあまり、薪割りもつい一度にやり過ぎてしまい、今日は朝からだら~っとしている私です。

by kouribakokara | 2018-10-20 09:52 | Comments(0)

この時期だけの・・・

2018年10月9日火曜日

a0238314_17543368.jpg
野山が急に秋めいてきました。家の中もすこし模様替え。コスモスを床の間に飾り、壁にはラオスの絹織物をかけました。秋の草花は不思議とアジアの布によく似合います。
a0238314_17573790.jpg
料理の食材も夏から秋へと変わってきました。先日拾わせてもらった栗は定番の栗ご飯、お節用の栗の甘煮のほかに、今年は栗の渋皮煮も作ってみました。下ごしらえはなかなかに大変ですが、家族や友人とおしゃべりしながらすれば楽しいかもね~と思いつつ、ひとり黙々と鬼皮を剥きました。重曹を入れた熱湯で何度か茹でこぼし、甘く煮て出来上がり。バンドエイドで指先を手当てした後、できたばかりの渋皮煮でお茶をする達成感は格別です。
a0238314_17592711.jpg
今年も友人が長野からリンゴを送ってくれました。この時期だけの「紅玉」です。紅玉とくれば、絶対に焼かねばならないのがアップルパイ。他の品種ではどんなに気をつけても工夫しても上手くいかないアップルパイですが、紅玉の固さと酸味のおかげで、アメリカのゴールデンデリシャスやコートランドで作るパイに勝るとも劣らない美味しいパイができ上ります。この時期限定の秋の味です。

by kouribakokara | 2018-10-09 18:02 | Comments(0)

2018年10月3日水曜日

a0238314_18135413.jpg
台風24号がまたもや直撃するかも、という前々日のこと。去年と同じように、近所のおばあちゃんが「そろそろ栗を拾いにおいで~」と電話をくださいました。今年はいつまでも暑かったせいか、栗の季節が例年どおりちゃんと来ているとは思っていなかったのですが、山に入ってみると、丸々と太った栗が地面を埋め尽くしていました。すでに猪が食べた痕跡もあり、最近は近くで熊が出たという情報もあり、動物たちも美味しい秋の味覚を見逃さないようです。気持ち良い秋空の朝、小一時間ほどで二つの籠が栗でいっぱいになりました。
a0238314_18170651.jpg
拾った栗はさっそく栗ご飯に。娘の誕生日のささやかな御膳の主役になりました。

by kouribakokara | 2018-10-03 18:27 | Comments(0)

骨董市へ

2018年9月27日木曜日

a0238314_14204429.jpg
京都の北野天満宮で毎月25日に骨董市が開かれます。行ってみようと思いながら、タイミングや天候などの理由で出かけそびれていましたが、今月やっと小雨のなかを出陣。快晴だったら人出はもっとすごいのでしょうが、あいにくのお天気でも天満宮前のバス停を降りたらけっこうな賑わいでした。さすが京都ゆえに外国人も多く、中国語はもちろん、私が小耳にはさんだだけでもロシア語、インドネシア語、フランス語、英語、ドイツ語と多国籍の人が日本の骨董品を楽しみに来ていました。東京でもいくつか骨董市に行ったけど、個人的には京都の方が品数が多く、価格も安い感じ。参道や天満宮の周囲にまで広がる多くの店舗をのぞきながら、古い着物や民具、陶磁器、漆器などを見て回りました。
a0238314_14405729.jpg
a0238314_14410484.jpg
自分で買ったのやらいただいたのやら、私もすでにいくつか骨董品を持っているため、好きなものイコール買うものとはならないのですが、今回は気に入った杯洗をひとつ見つけました。杯洗とは江戸期以降、酒席でひとつの杯を酌み交わすときに杯を洗った器です。買ったのは直径・高さともに15㎝に満たない小さめの杯洗。
a0238314_14411271.jpg
キャンディーやチョコレート、ベリーなどを入れてテーブルでも多用できそうですが、まずはポトスを入れて飾ってみました。

by kouribakokara | 2018-09-27 14:45 | Comments(0)

ルンコちゃん

2018年9月14日金曜日

a0238314_10201500.jpg
古民家に移ってから「なんとかしたい」と思い続けていたことがひとつ、それは掃除の大変さです。家の内外がゆるやかにつながっている田舎の暮らしでは、菜園仕事や薪仕事などで私たちが出入りするたびに土や木屑などをどうしても家の中に持ち込んでしまいます。ことに冬の間は薪を運び入れるたび、わが家の黒っぽい床にぽろぽろと色々なものが落ちて目立つこと、目立つこと。木の床を埃だらけにしておくのは偲びなく、かと言って掃除機をかけて拭き掃除まですると、私の1日のエネルギーがすべて失われてしまうようでした。
一年以上考えて、ついにお掃除ロボットを買いました。ロボットには掃除機的役割を果たすものと拭き掃除用のものがあり、それも迷った末に掃除機タイプのものにしました。うちの床は浮造りなのでモップで拭いてもきれいにならず、私はいつも古風な雑巾がけをしています。たぶん拭き掃除ロボットでも結果はモップと同じでしょう。これからも雑巾がけは私の担当です。
お掃除ロボットは私が安易に「ルンコちゃん」と命名し、携帯電話に連携させて操作できるようにしました。なので、外出先からも掃除の指令を送ることができます。段差のある場所はセンサーで感知して落ちたりしないし、掃除が終わったら掃除した場所の図を携帯で見ることができます。菜園で仕事をしたり翻訳をしているうちにルンコちゃんはお掃除。これはもう想像していた以上に助かります。物理的な面だけでなく、気分的にものすごく。しかし、たまに床に置いてあったラグの端を巻き込んだりすると動けなくなるようで、携帯にはルンコちゃんが「助けを求めています」というメッセージが入ってきます。

by kouribakokara | 2018-09-14 10:28 | Comments(0)

三井寺

2018年9月12日水曜日

a0238314_08590391.jpg
台風21号が頭上を通り過ぎていきました。台風の目に近すぎたせいか20号の時ほど強風ではなく、わが家では倒木も畑の被害もありませんでした。ただ東側にわずか数キロほど離れた地域では相当な被害が出て、台風の翌日・翌々日に街を車で走った時にその爪跡にむしろ驚いた私でした。
先日、暴風雨でなぎ倒された木々を車窓に見ながら、妹夫婦といっしょに滋賀県守山にある佐川美術館へ田中一村展を観に出かけ、昼食後は琵琶湖大橋を渡って三井寺へ。
三井寺を訪ねるのはほぼ半世紀ぶりで、前回は小学校高学年の時でした。私の通っていた小学校と三井寺の傍の小学校が姉妹校で、5年生になるとペンパル(すでに昔の言葉だ・・・)を決められて文通が始まり、小学校を相互訪問する遠足もありました。私たちが訪問した時のお弁当の時間には校内でも三井寺でも好きなところで食べて良いと言われ、私はペンパルに連れられて三井寺に出かけました。鬱蒼とした木々に囲まれた広い境内を自由に走り廻り、渋いお寺の建物を見ながらお弁当を広げた時の記憶はとても鮮明です。それにしても、当時は小学生の出入りが自由で拝観料などなかったのでしょう。今回は拝観料を払い、ゆっくりと天台宗の古刹を味わってきました。
a0238314_09103563.jpg
近江八景のひとつ「三井の晩鐘」。実際の鐘の音が聞いてみたくて、撞くことにしました。鐘撞きにはけっこうな力が要るものです。音は思っていたよりも低音で、長く静かな心地よい響きでした。三井寺から見覚えのある小学校を見降ろしながら、彼女はどうしているかしらと長い長い年月が過ぎたことを感じました。

by kouribakokara | 2018-09-12 09:14 | Comments(0)

台風21号を待つ朝です

2018年9月4日火曜日

a0238314_10003114.jpg
台風21号の到来を控えた朝の空です。昨日から軒下のスダレをすべてはずし、敷地内を見回って台風直撃に備えました。街に住んでいる時と違い、何が起きるのかちょっと不安です。が、淡々と台風に備えて作業されている近所の方たちの様子を見たら、自然と隣り合わせで暮らすには知恵と根気だけでなく、ある種の覚悟と諦めも要るように思います。
以下は最近の食卓から。庭や畑から採れる食材を手を変え品を変え料理して、今年は夏野菜のレパートリーがすこし増えたかも。
これから台風が過ぎるまでおこもり状態なので、早めに収穫した野菜で何か料理でもしながら過ごすことにしましょう。
(写真は茗荷のひとくち寿司、ゴーヤだらけの冷製パスタ、ナスのカプレーゼ)
a0238314_10014918.jpg
a0238314_10051113.jpg
a0238314_10060892.jpg

by kouribakokara | 2018-09-04 10:18 | Comments(0)

重いもの、軽いもの

2018年8月30日金曜日

a0238314_16002425.jpg
台風で中断した琵琶湖西側のドライブの話の続き。
といっても、どこに行ったとか何を見たとかではなく、夫と私がそれぞれに探していたものを見つけてきた話です。
夫が見つけたのはこれ、石臼です。花折れ峠近くの古道具屋さんで。実は我が家には敷地にころがっていた石臼がいくつかあるのですが、どれも実際に使うにはかなり修理が必要なものばかり。ところが今回見つけた石臼は、臼を回す持ち手を(写真の臼の正面にある切れ込みの所に)取り付ければすぐにでも使える状態でした。それにこれまで見たものより、すこし大き目。夫はなぜか自分で大豆や麦を育てて自分で粉にしたいらしいのです。石臼を嬉々として車に積み込み、持ち帰ってからはきれいに洗って丈夫な木を持ち手にし、家にあった麦を試しに挽いてみました。挽いてみて初めて知ったのですが、臼というのは時計と反対に回すのですね。そして石と石の間にものが入ると、臼は拍子抜けするほど軽やかに廻るものなのです。ゴリゴリという石が擦れ合う音がしてしばし、下の石に刻まれている溝からとても細やかな粉が外に落ちてきました。石臼のことをオブジェとしていいなと思っていた私でしたが、今だ現役の道具だということに驚きました。
a0238314_16121636.jpg
私が見つけたのはこれ、骨董の珉平焼きの小皿です。珉平焼きは19世紀に淡路島にあった窯で、明治期半ばにはなくなってしまいました。黄色や緑、青の鮮やかな釉薬が特徴で、以前から欲しいと思いつつも、市場に出るとけっこう高価なうえに陶器なので欠けているものも多く、ずっと探してきた焼き物でした。今回、琵琶湖北岸の骨董屋で見つけ、5枚求めてきました。手の平に乗るほどの小さなお皿ですが、大きくてすごく重い石臼のお値段の2倍余り。古いものの値段とは、適当というか不思議なものです。

by kouribakokara | 2018-08-30 16:24 | Comments(0)

台風20号の後始末

2018年8月26日日曜日

a0238314_09332891.jpg
a0238314_09333795.jpg
a0238314_09334436.jpg
この2日、台風20号が過ぎ去ったあとの片づけに追われました。暴風雨の一夜が明けると、あぁ、やっぱりねー。
夜半、メキメキとかバリバリという音がどこかでしていたと思ったら、ヒバの大きな木が1本、根こそぎに倒れていました。ちょうど鶏小屋すれすれに倒れ、小屋は無事。烏骨鶏たちは怖い思いをしたことでしょう。大きく育っていたミモザは折れていなかったものの、お辞儀したように曲がっていました。強い風を予想して三方からシュロ縄で固定していたのですが、紐は切れ、支えの竹は折れていました。畑もトマトやキュウリ、ツルムラサキが倒れ、万願寺やシシトウ、ナスなどの支柱もはずれていました。
台風が過ぎたばかりの24日は、集落の地蔵盆の日。お地蔵様にお供えをして、男性陣は昼過ぎまでお地蔵様のお堂のなかで酌み交わしていましたが、その日の夕方そして昨日は集落中にチェンソーの音、トタン屋根を修理する音などが響き、どこの家も後片付けに追われているという雰囲気でした。わが家も夫がチェンソーを持ち出し、倒木の枝をはらい幹を輪切りにして、鶏小屋周辺を片づけました。倒木は薪に。ミモザは引っ張り起こして新しい支えをつけ、茂っていた枝葉をすこし刈りこんで上部を軽くしました。畑の倒れた支柱もすでになっている実を傷つけないように起こし、敷地中に落ちている枝を拾い、遠くに吹っ飛んだ薪棚のトタン屋根を戻しました。
a0238314_09341229.jpg
昼間の労をねぎらってくれるかのような、昨夜のきれいな月。満月に近いようで、澄んだ夜空に輝いていました。蚊取り線香を焚いて、庭で涼しい夜風に吹かれつつ、アイスクリーム片手のお月見。暑い暑い夏だけど、やっぱり出口に向かっているような気がする夜でした。

by kouribakokara | 2018-08-26 09:49 | Comments(0)


海外を転々とする生活が終わりました。行李箱(中国語でスーツケース)で運んだ数々のものたちとともに暮らす日本での生活をつづります。


by kouribakokara

プロフィールを見る
画像一覧
通知を受け取る

カテゴリ

全体



古民家再生
公園
未分類

以前の記事

2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
more...

最新の記事

広島1泊2日
at 2018-11-11 11:14
河井寛次郎展
at 2018-11-04 09:31
寄せ集めサラダ
at 2018-10-26 10:54
秋だから
at 2018-10-20 09:52
方丈庵址
at 2018-10-16 10:27

ライフログ


Apples Are from Kazakhstan: The Land That Disappeared


シルクロード・路上の900日―西安・ローマ1万2000キロを歩く


死の家の記録 (新潮文庫)


玄奘三蔵、シルクロードを行く (岩波新書)


中央アジアを知るための60章【第2版】 (エリア・スタディーズ26)

メモ帳


http://movies.nytimes.com/2011/03/18/movies/the-gift-to-stalin-story-of-a-jewish-boy-review.html

「The Gift to Stalin」
旧ソ連体制時代のカザフスタンの片田舎での出来事を描いた映画。背景に映し出されるステップの四季がとてもきれい。

記事ランキング

ブログジャンル

日々の出来事

画像一覧