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ビッグイシュー

2019年1月16日水曜日

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買い物に出かける駅前の陸橋で、いつものおじさんからビッグイシューの最新号を買いました。今月のスペシャル・インタビューはラミ・マレック。話題の映画「ボヘミアン・ラプソディ」でロックバンド「クィーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーを演じた俳優です。思い起こせば、80年代に私の周囲にもクィーンの熱烈なファンがいたなぁ。私は音楽全般にほんとに無頓着な若者だったので、今回の映画でさえ実は観に行こうと思っていませんでした。ところがビッグイシューの記事を読んで、別の視点でこの映画を観るのもおもしろそうだと思えてきました。
俳優ラミ・マレックはエジプト系二世のアメリカ人で、友達に隠れてアラブ系の音楽を聞いて育ち、ラミが演じるフレディもまたインド系タンザニア人でイギリス式の教育を受けて育ったそうです。自分のアイデンティティの確立に葛藤した2人が時空を隔ててこの映画の制作で出会い、ラミ・マレックの人生に深く影響したという内容は興味深いものでした。

ところで、ビッグイシューという雑誌、ご存じですか。世界数か国で定期的に発行され、ホームレスの人たちが自立を目指して販売しています。1冊170円で仕入れた本を350円で販売し、180円が販売者の収入です。販売する場所や方法、販売者自身の精神的身体的状態について条件をクリアした人がこの雑誌を販売するそうです。私は初め、ひとりでも自立した生活を営める人が増えればいいなという思いで購入したのですが、実際のところ雑誌そのものがとても読みごたえがあり、今ではすっかり読者として新刊を楽しみにしています。きっとそんな人がたくさんいるはず。まだ読んだことのない方がいたら、街角で手に取ってみてくださいね。

by kouribakokara | 2019-01-16 14:52 | Comments(0)

水泉動(しみずあたたかをふくむ)

2019年1月14日月曜日

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大寒を控えたこの数日は、七十二候では「水泉動」。厳寒とはいえ地中では凍った水が少しずつ溶け始める時期という意味で、真冬に待ち遠しく春を思う、そんな気持ちが表れた言葉です。ところが、この暖冬・・・確かに朝の庭は霜で真っ白だけれど、陽当たりの良い場所では早くもフキノトウが顔を出し、庭のミモザの蕾は日に日に色味を増しています。
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このあたりも何度か雪が舞ったきり一度も積もっていません。過去2度の冬と比べると薪の減り方は緩やかで、室温も高め。冷え込みの厳しさを実感せずに冬が半分過ぎてしまい、いや、これはちがうでしょ、ちゃんと寒くなってよ~と思うこの頃。厳寒のなか仕込むからこそ味噌はおいしく、畑の野菜は甘く、早春の草花を発見した時の嬉しさは倍増するのに。。。

by kouribakokara | 2019-01-14 17:30 | Comments(0)

新年

2019年1月9日水曜日

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年初の投稿もできないまま、世の中はすっかり日常ですが・・・あらためまして、新年おめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
去年12月中旬にLenovoのカスタムパソコンをオーダーしてから1カ月近く、ようやく昨日、手元に届きました。振り返ると、30年前のワープロ時代に始まり、デスクトップ・コンピューターを経てノート・パソコンへとこの類の機器が自分の机上にないという経験は初めてでした。不便でしたが、おかげで気付かされたこともあります。私はこれまで翻訳の仕事やブログの作成、メール以外でもけっこうパソコンの前で時間を潰していたらしいのです。その証拠にパソコンのない年末は大掃除がさっさと終わり、お節の準備も30日に完了、31日は我が家で年越しをする母を迎えに行き、帰路にコーヒーショップでお茶などするゆとりも。長い主婦歴のなかでもほんとにゆったりと焦らず楽しく年末年始の家事をこなし、これからのパソコンとの付き合い方を考える機会になりました。
去年の年頭に自分のなかで立てた1年の計、それは実は「本を100冊読む」ということでした。で、年末の集計で実際に読んだのは37冊でした。3月までは順調に冊数を重ねたものの、酷暑の夏はほとんど読まず、パソコンがなかった12月に駆け込みで読んでようやく目標の4割弱。年間100冊の読書とは「計」というよりも「野望」だったことを思い知りました。が、懲りずに今年も同じ目標で自分に読書を課そうと思います。

by kouribakokara | 2019-01-09 12:05 | Comments(0)

お休み中

2018年12月15日日曜日

鳥取旅行の話の途中で、ちょっとブログを休止中です。パソコンが急に動かなくなって、色々試みたけど復旧できないみたいです。携帯を使って文章をかくのは苦手だし、新しいパソコンが届くまで2週間ほど、お休みします。でもそのおかげで、ゆっくり本を読んだり葉書を書いたり、時間の流れ方が違うことが新鮮です。
パソコンの故障の原因には心当たりが・・・もうだいぶ前、コーヒーをドバーッとこぼしたこと。パソコンとコーヒー、絶対のペアなのですが、止めなくちゃなぁ。

by kouribakokara | 2018-12-16 13:02 | Comments(0)

六道絵

2018年11月29日木曜日

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私は若い頃、西洋の宗教画や日本の古い仏教画に興味がありませんでした。西洋の宗教画に目を向けたのは、カザフスタンのロシア正教会でイコンを目にしてから。その後も東西ヨーロッパを旅してギリシア正教会やカトリックの教会、その土地の美術館や博物館を訪ねて大量の宗教画を眺めているうち、絵画として鑑賞するのではなく、その絵が何を伝えようとして描かれたかを想像するようになりました。
こんな話になったのも、11月に中ノ島の香雪美術館で曼荼羅や「六道絵」を、そして広島の県立美術館でブリューゲル展を観てはっとすることがあったからです。国も文化も違うのにアートにはある種の似通った役割があった、その役割とは読み書きを知らず学校に行くこともない一般民衆にこの世での生き方と信仰を説くための「わかりやすい図解」を示すことだった、ということ。だからイコンの前で、私もふと思ったのですね。この絵、なにを言いたいんだろう・・・と。
六道絵の六道とは地獄、餓鬼、畜生、阿修羅、人、天のことで、人は生前の行いに応じて死後にこの6世界のどこかを巡るという仏教の考えです。六道絵には微に入り細に入り凄惨な場面が描かれていて、それを目にした人々はそんな恐ろしいことにならないよう正しく生きようと思ったのでしょう。難しい説法より視覚に訴える布教のツールでもあったわけです。初代ブリューゲルの描いた戦いや聖書に基づく絵も、ある種の「六道絵」のようです。そういえば、若い頃に留学したシンガポールで「趣味が悪くてヘンな場所だ」と驚いたタイガーバーム・ガーデンのあの極彩色に塗られた人形たちも、実は立体の六道絵だったのかと思いいたりました。 長く生きていて、やっと気づくことがあるもんです。もう一度、タイガーバーム・ガーデンに行ってみたくなりました。

by kouribakokara | 2018-11-30 16:33 | Comments(0)

種いろいろ

2018年11月23日金曜日

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秋野菜の収穫がほぼ終了。サツマイモは期待はずれ、収穫が芳しくなかったのは、新しく畑にした場所の陽当たりが今ひとつだったせいかもしれません。里芋は豊作。落花生も予想以上の出来でしたが、収穫がやや早かったかも。本に書いてある収穫時期を気にするより、葉の色などを観察して自分の勘を信じるべきだったかなと思いました。小豆は今年も虫がいっぱいついて、全然だめでした。満足したり残念がったりしながら野菜を整理した畝を耕し直し、夏には野菜でにぎわっていた畑はだいぶ淋しくなりました。とはいえ、片隅では日ごとに冷たくなる空気に包まれ、じわりと冬野菜の白菜やカリフラワー、キャベツ、大根などが育っています。
今年は種もいろいろ採取してみました。写真は左上から時計まわりにニラ、オクラ、ゲンノショウコ、モロヘイヤです。
そして落花生の美味しい種は収穫直後には茹でて、ほかは乾かしてから薪ストーブにかけた鉄鍋でゆっくりと炒って、晩酌のおともとなりました。

by kouribakokara | 2018-11-23 21:05 | Comments(0)

華やいで

2018年11月15日木曜日

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集落は1年でもっとも彩りの美しい季節に入りました。紅葉の始まった木々とともにサザンカの花が開き、木の実が赤く染まり、ツワブキの花が黄色を添え、十月桜が盛りとなって、谷あいは春よりもずっとカラフルです。日々の天気や朝、昼、夕方の陽光の変化につれて周囲の山も庭の様子もいろいろな表情を見せ、飽きることがありません。しかし今年はずいぶんと暖かい・・・気づけばもう11月も半ばというのに、これまでに薪ストーブを焚いたのはわずかに3日です。
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街に早々と登場したクリスマス飾りを見て、うちのツリーはいつ出そうかと考えたのですが、戸外がこんなに華やいでいる間はクリスマスツリーを出す気分にはなりません。思えば、街でマンション暮らしの時、11月の今頃からクリスマス飾りを出していました。鮮やかな秋の自然から遠かったせいかもしれません。今は、外の冬枯れが始まってから屋内に色を足すべくツリーを飾ろうかなと思っています。

by kouribakokara | 2018-11-15 15:15 | Comments(0)

河井寛次郎展

2018年11月4日日曜日

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先日のこと、三婆(母・妹・私)うちそろって兵庫県立陶芸美術館に出かけました。心待ちにしていた河井寛次郎展。河井寛次郎は濱田庄司やバーナード・リーチとともに民藝運動に関わった陶芸家です。これまでおりにふれて私が見てきた河井寛次郎の作品は、美しい釉薬がたっぷりとかかったおおらかな造形の大皿や壺ですが、今回の展覧会でそれらの多くがすでに20代、30代の若き日の作品であったことを知りました。年齢を重ねて到達した境地なのかと勝手に思い込んでいたことがわかり、びっくり。
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では晩年の河井寛次郎の焼き物は、というと、年齢を重ねるにつれ型にはまらない自由さと情熱のかたまりみたいな作品が増え、とくに「扁壺」(写真上・左)と呼ばれる不思議な形の多くの壺が残されています。溢れんばかりの創作意欲は陶芸にとどまらず、書や木彫り、オブジェ、家具のデザインなど多岐に及び、変な言い方だけど岡本太郎もびっくりのモダンアートの世界。展覧会を見終えたら、溶岩が地上に出たような寛次郎の創作活動に圧倒され、そして愉快な気分でした。ビデオで観た晩年の寛次郎さん、とっても痩せた方でした。体内から自分すべてを形として外に出したら、たしかにこうなるだろうなぁ、そんな印象でした。
三婆はその後、今田温泉の露天風呂に浸かって「面白かったね~」と展覧会のことを話しつつ、くつろいできました。

by kouribakokara | 2018-11-04 09:31 | Comments(0)

秋だから

2018年10月20日土曜日

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この時期に開花する十月桜、今年も白い小さな花を咲かせ始めました。巷では塩害や台風の影響で季節はずれの桜の開花がニュースになっているけれど、うちの集落では枝物として出荷するために十月桜の木がたくさんあります。我が家の敷地にも数本あって、春の華やかな桜とは違う控え目で楚々とした花が、紅葉の始まる山を背景に秋本番を知らせてくれます。
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去年植え付けたなめ茸も、急に成長を始めました。長年、味というより食感を楽しむ食材のように思っていたなめ茸ですが、それは大間違い。ホダギで育つなめ茸は強い味と香りがして、それだけでお出汁がとれるほど。この時期の味噌汁や煮物の主役です。
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秋の行楽シーズン・・・と耳にするようになると、そろそろ気になるのが冬の薪のこと。気候の良いうちにストーブ用の薪を準備せねば、薪ストーブを焚き始める時期がもうそこまで来ています。秋空のもと、薪ストーブと煙突の掃除をし、薪割りも。玉切りにしたままずっと野積みしていたコナラ、乾燥して堅いかしらと心配したけれど、油圧式の薪割り機で気持ちよく割れました。1日かかって全体の3分の1ほどを割り、改めて積みなおし。薪との付き合いも3年目となった今は、崩れないようにうまく薪を積み上げられるようになりました。この薪積みが好きで熱中するあまり、薪割りもつい一度にやり過ぎてしまい、今日は朝からだら~っとしている私です。

by kouribakokara | 2018-10-20 09:52 | Comments(0)

この時期だけの・・・

2018年10月9日火曜日

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野山が急に秋めいてきました。家の中もすこし模様替え。コスモスを床の間に飾り、壁にはラオスの絹織物をかけました。秋の草花は不思議とアジアの布によく似合います。
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料理の食材も夏から秋へと変わってきました。先日拾わせてもらった栗は定番の栗ご飯、お節用の栗の甘煮のほかに、今年は栗の渋皮煮も作ってみました。下ごしらえはなかなかに大変ですが、家族や友人とおしゃべりしながらすれば楽しいかもね~と思いつつ、ひとり黙々と鬼皮を剥きました。重曹を入れた熱湯で何度か茹でこぼし、甘く煮て出来上がり。バンドエイドで指先を手当てした後、できたばかりの渋皮煮でお茶をする達成感は格別です。
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今年も友人が長野からリンゴを送ってくれました。この時期だけの「紅玉」です。紅玉とくれば、絶対に焼かねばならないのがアップルパイ。他の品種ではどんなに気をつけても工夫しても上手くいかないアップルパイですが、紅玉の固さと酸味のおかげで、アメリカのゴールデンデリシャスやコートランドで作るパイに勝るとも劣らない美味しいパイができ上ります。この時期限定の秋の味です。

by kouribakokara | 2018-10-09 18:02 | Comments(0)


海外を転々とする生活が終わりました。行李箱(中国語でスーツケース)で運んだ数々のものたちとともに暮らす日本での生活をつづります。


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「The Gift to Stalin」
旧ソ連体制時代のカザフスタンの片田舎での出来事を描いた映画。背景に映し出されるステップの四季がとてもきれい。

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