カテゴリ:古民家再生( 38 )

石垣修復

2017年6月13日火曜日

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先週は家屋の北西側にある石積みの修復工事でした。わが家は緩やかな山の斜面を切り開いた土地に建っているので、その下側はかなりの高さの石垣です。去年、古民家修復をしている時には木やツタに隠れて気付いていなかったのですが、ここに住むようになって草刈りなど手入れをするうち、その石垣の角の部分が大きく飛び出していることがわかりました。下から見上げると、大きな石のいくつかが今にも落ちてきそうな感じ。石垣の下にある畑からいつも見上げてきた近所の方によれば、そういう状態になってかなり長いとのこと。地震や豪雨などで崩れては大変なので、古民家修復をしてもらった建築事務所にお願いして石積みの職人さんに来ていただくことになりました。
トラックに積まれてやってきたのは「カニクレーン」。このコンパクトなクレーン車、折りたたまれていた足を広げて踏ん張り、職人さんによる無線操縦で大きな石を吊り上げたり動かしたり。で、崩れかけた部分の石積みを解体してみたら、内側に巨木の切り株があって、そこに巻きついていたツタが太く大きくなったことで石積みの内側に水の道ができていたことがわかりました。幸いにして問題は角の部分だけで、その両側の古い石垣に歪みはありませんでした。
職人さん2人が切り株やツタをすべて取り除き、石垣の底部をこれまでより少し大きくし、内側に砂利や瓦礫などを入れてセメントを流しながらも外側の石積みは昔ながらの方法で積みなおして下さいました。延べ4日間、梅雨というのにお天気に恵まれ、思ったより早く修復が終わりました。できあがった石垣、なんとも頼もしい感じ。これから少しずつ雑草に覆われて、古い石垣となじんでくると思います。
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by kouribakokara | 2017-06-13 11:48 | 古民家再生 | Comments(0)

もうすぐ引っ越します

2016年7月26日火曜日

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引っ越し日が明後日。引っ越し屋さんの見積もりを(かなり)値切った手前、すこしは自分でも荷物を運んでおこうと、この1週間、軽トラの後ろに小さな家具や食器類を積み込んで古民家へ通っていました。おかげでトラックの荷台にシートをかける、ロープを渡す、なんていう作業が我ながら少しずつ上達してきました。荷物を積むと汗だくになるので、首にタオルを巻いたまま軽トラの運転席に飛び乗り、時々後ろの幌の具合をミラーで確認しながら運転。古民家に着いたらすぐ荷下ろし、荷解き、片づけ・・・そんな毎日です。
終わりが見えなくても、とにかく「する」、ならばいつか「終わる」。思えば、古民家再生を始めてからというものそんな地道な作業の連続でした。梁の埃落とし、畑作り、床材の加工と塗装、漆喰塗り。いずれも無理でしょと思ったことばかりでしたが、やっていればなんとかゴールにたどり着き、そのたびにありとあらゆるサービスをお金で買ってきた自分の生活を見直すことになりました。
さて、引っ越し後ですが、2週間ほどブログの更新はできない見通しです。なにしろインターネットとTVの開設工事が2週間後になりそうなので。その間に片づけて、次のブログ更新で古民家暮らしの写真を載せることができればと思います。
by kouribakokara | 2016-07-26 22:39 | 古民家再生 | Comments(0)

最終段階

2016年7月20日水曜日

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古民家の修復は最終段階。京都で選んだ古建具が入り、フローリングを覆っていたカバーも取り払われ、洗工店が入って柱や梁などのあく洗いが行われているところです。これから数日のうちにキッチンの設備、薪ストーブの設置、畳の搬入、玄関のたたきの工事などなどが行われ、そして引っ越し・・・今月末までは怒涛のスケジュールです。写真は今日の古民家内部、こんな感じで仕上がってきました。(上の写真は玄関を入ったところ)
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by kouribakokara | 2016-07-20 22:10 | 古民家再生 | Comments(0)

郵便受け

2016年7月16日土曜日

古民家内部は完成に向け、急ピッチで様々な仕事が進められています。私たちができることはもうないので、今日は夫と庭先に郵便受けを設置することにしました。古民家には門がなく、これまで郵便受けは正面玄関の横の壁に取り付けられていました。私たちもいずれは門など考えようとは思うのですが、それまでの間、敷地に入ってから玄関までの長いアプローチの坂を郵便配達の人にわざわざ上がって来てもらわなくても良いように、坂の半ば、畑の横あたりに郵便受けを移動させることにしました。
再生工事で必要なくなった板材と以前に切り倒した材木を使い、古色で塗装し、縦1m横60cmほどの板壁を作りました。そこに古民家の玄関脇にあった古くてさびついたポストをタワシでごしごしと洗って取り付け。
これに表札でも付けたら、郵便の転送手続きがいつでもできます。
今日は久しぶりの快晴で気温が上がりましたが、わが古民家の雑草だらけの庭ではひんやり心地よい風が通り抜けていきました。
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by kouribakokara | 2016-07-16 20:01 | 古民家再生 | Comments(0)

漆喰塗り終了

2016年7月12日火曜日

古民家2階の壁の漆喰塗りがようやく終わりました。思い描いていたよりもずっと壁面が大きかったので、そして漆喰塗りの作業は考えていたよりずっと難しかったので、作業開始後すぐに、「これは膨大な時間がかかる」と愕然としたのでしたが・・・。
とにかく週末の時間すべてをつぎこみ、大汗をかきながら夫と二人でひたすら壁塗りをした結果、ついに作業が終わりました。
思い起こせば古民家再生を決めた時、すべてをプロに任せるのではなくて、素人でもできる作業には参加させてほしいと建築設計事務所にお願いしたのですが、この半年あまり実際に作業に携わってみて、それが素人考えであったとしみじみ思います。そして職人さんたちの配慮のもと、足手まといにさえなりながら作業をさせてもらって良かったこと、それは古民家再生の現場で、様々な分野の職人さんが専門知識と技術、長年の知恵を結集させ、日本の伝統工法を引き継いでいるという事実を実感できたことでした。職人さんたちには心から敬服です。
さて、壁を塗り終わった2階を半年前の写真と比べてみると、これは本当に同じ場所かしら。なにやら半年前の様子が懐かしくさえあります。
週末には1階のキッチンや薪ストーブの床に土間タイルも貼られました。少しずつ古民家での暮らしに実感が湧いてきています。
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by kouribakokara | 2016-07-12 21:27 | 古民家再生 | Comments(0)

漆喰塗りが始まったけれど・・・

2016年6月24日金曜日

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古民家2階の天井や壁のパテ塗りが終わりました。漆喰を塗る前に、下地のボードとボードの間やボードと梁の間の隙間を埋めたり、ボードを留めているビスの凹凸をできるだけなくすための作業です。
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そしていよいよ今日から漆喰塗りが始まりました。私たちが選んだ漆喰は真っ白ではなく少しだけベージュがかった白色で、仕上がりはやや粗目のざらつきのあるタイプのホタテ漆喰。漆喰塗りなど初めてなので、左官職人さんがまずはコテ返しを教えてくれました。即ち、コテ板に置いた漆喰をコテですくうための技なのですが、すでにそこからつまずきました。どろ~んとした漆喰をコテに載せるためには、コテ板の方もすこし斜めにしつつコテを動かすのですが、コテに気をとられるうちにコテ板の漆喰が下に落ちてしまうのです。
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次に職人さんが実際に壁を塗ってみせてくださいました。コテがす~っとボードの表面を滑り、あっという間にきれいな漆喰の壁になりました。わぁ、気持良さそう!浮き浮きして私も2階の壁の隅っこの方、人目につかないような壁から塗り始めたのですが、「え!?同じコテ?同じ漆喰?」と疑いたくなるほどコテは滑らず、漆喰は伸びず、ぜんぜん気持好く塗れません。ドロドロ、ベタベタと悪戦苦闘すること3時間、たいして作業は進みませんでした。なんだかものすごく疲れ、今日は午後から昼寝してしまいました。先はかなり長そうです。
by kouribakokara | 2016-06-24 20:52 | 古民家再生 | Comments(0)

階段ができました

2016年6月13日月曜日

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週末、作業に行ったら、古民家の1階と2階がついに階段でつながっていました。この家の長ーい歴史上初めての階段です。もともとこの家に2階はなく、「ツシ」と呼ばれる天井裏を利用した物置スペースがあっただけ。けれど、ツシの縦横に走る梁が作り出す空間がなんともいえず面白く、そこを書斎や寝泊りできるスペースとして使うために階段を新たに設置してもらうことにしたのでした。この半年、私たちも大工さんも2階での作業のたびに長くて急な梯子を上り下りしていたので、階段でとんとんとたやすく2階に上がることができるようになって、やっとここまできたんだな・・・と感慨深い感じでした。
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by kouribakokara | 2016-06-13 20:56 | 古民家再生 | Comments(0)

古民家内部の進捗状況は・・・

2016年6月9日木曜日

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しばらく書いていなかった古民家自体の状況ですが、私たちが敷地内で薪棚を作ったり畑であたふたしたり野草を摘んでいる間にも、大工さんが2人から4人に増えて着々と工事が進んできました。2階部分は天井や壁に漆喰を塗る前の下地ボードが貼られ、2階に上がる階段の設置に向けて日々、側板や段板などが出来上がっていきます(写真上)。
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私たちは大工さんのいない日曜日、新しく設置した窓の枠や柱などを元々あった建具と同じ古色に揃える塗装を始めました。室内で大工仕事が進行している時は埃がたつため、塗装ができるのは週に1日だけです。今回の塗装で時間も神経も使うのは、窓ガラスや塗装をする部分の周囲に色が飛ばないようにマスキングをすること。前準備が整ったら大小3種類の刷毛を使い分けて色を塗り、その後は布で拭き取っていくという作業を繰り返します。
このほかにも2階の下地ボードの間や釘の上にパテを塗るという漆喰塗りの下準備も平行してやっています。どの作業もやり始めると楽しいですが、思っているほど進まない・・・作業をしている日の時間は3倍くらいのスピードで過ぎていく感じです。
by kouribakokara | 2016-06-09 09:30 | 古民家再生 | Comments(0)

小満

2016年5月31日火曜日

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二十四節気の「小満」に入りました。古民家の敷地でも草木の緑が濃くなって・・・なんて優雅な感じではなくて、雑草たちがためていたエネルギーを発散するかのように急速に伸び始め、至るところに虫の姿。にわか雨など降ると急に蛙の合唱も聞こえたりして、春の終わり、そして梅雨の季節が近いことに気づかされます。
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畑のズッキーニに花、畝を取り囲む麦は穂が重くなってきました。
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今ちょうど、ユキノシタの花が盛りです。茎がす~っと伸び、その先にハッとするような凝ったつくりの花が咲いています。緑が濃くなって気温が上がる昼間、日陰で群生している姿は涼し気です。
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庭で自生しているゼニアオイにもたくさんの花。香りはないけれど、花はハーブティーになるとか。いやいや、この花はこのまま鑑賞しよう・・・なんて近くで見るうち、あまりにたくさんの花があることに気付き、やっぱり100輪ばかりいただくことにしました。ただいま家で乾燥中。
by kouribakokara | 2016-05-31 10:59 | 古民家再生 | Comments(0)

初めての収穫

2016年5月18日水曜日

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先日、薪棚第1号の完成とともに、古民家の畑から初めて野菜を収穫しました。
仮住まいの窓際で小さなトレーに直径1㎜ほどの種を撒き、数センチになったところでビニールポットに移し替え、さらにもう少したくましくなったところで古民家の荒れ地に作った畝に移植して育てた水菜と小松菜。ほんとに育つものなのか半信半疑でしたが、週末に畑を覗くたび背丈を伸ばしていました。
いつ収穫したらいいんだろうねと、もう何年も畑作りをしている小学校時代の同級生に何気なく聞いたら、「お店で売ってる大きさを考えたらわかるやろ」。予想外の言葉でした。春に植えて夏に収穫・・・そんな風に思い込んでいたので慌てました。「それならもう十分に大きい」と言うと、「春に植えたのは董が立ちやすいから、気をつけるように」とのこと。
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先週末、畑の小松菜は市販のものよりほっそりした感じですが、背丈は30cmを超えていました。水菜もやわらかい葉っぱが風になびいて20cm以上に。いざ収穫となると、抜くのが惜しくもあり嬉しくもあり・・・妹とひと畝を全部抜いて、山分けしました。正真正銘の無農薬野菜。神戸市北区の牧場から運んできた牛糞、宝塚市の腐葉土、あちこちにあるJAの精米所からいただいてきた米ぬか、我が家の台所から出た生ゴミで作ったコンポ―スト等々で育った野菜です。
サラダにジュースに蒸し物に。美味だったことは言うまでもありません(写真のラディッシュは仮住まいの庭でプランターで育てました)。
by kouribakokara | 2016-05-18 09:38 | 古民家再生 | Comments(0)


海外を転々とする生活が終わりました。行李箱(中国語でスーツケース)で運んだ数々のものたちとともに暮らす日本での生活をつづります。


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旧ソ連体制時代のカザフスタンの片田舎での出来事を描いた映画。背景に映し出されるステップの四季がとてもきれい。

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